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【日本ハム】高卒4年目までの若手は清宮、野村、堀と投打に主力候補!

2020.08.26

【日本ハム】高卒4年目までの若手は清宮、野村、堀と投打に主力候補! | 高校野球ドットコム
清宮幸太郎(早稲田実)、野村佑希(花咲徳栄)

 今シーズンのペナントレースは一軍人数、そしてベンチ入り人数が増枠されている。例年よりも連戦が多いこともあり、ベテラン勢を中心とした主力選手たちが積極的休養という形で、スタメンから外れるケースも多い。そんな状況も相まって、各球団が若手選手たちを一軍で起用する機会は増えている。

 そこで各球団の若手、とくに高卒4年目(2016年ドラフト以降)までの選手たちがどのような活躍を見せているか振り返ってみたい。

 高卒の選手が主力に育っていく印象の強い日本ハム。現在の主力を見ても中田翔西川遥輝近藤健介渡邉諒中島卓也上沢直之と高卒生え抜きの名前がずらりと並ぶ。

 そんな彼らに続くことが期待される高卒4年目までの若手は、今シーズンどのような活躍を見せているのだろうか。

 野手では清宮幸太郎早稲田実業/2017年1位)の存在が光る。同学年の村上宗隆(ヤクルト)や安田尚憲(ロッテ)に比べると、物足りなく見えるかもしれないが、今シーズンもすでに4本塁打。高卒3年目の選手としては悪くない。

 そしてもうひとり。現在は故障で離脱中だが、野村佑希花咲徳栄/2018年2位)がいる。今シーズンは序盤戦でビヤヌエバが戦列を離れていたこともあり、13試合でスタメン出場を果たし2本塁打、8打点と結果を残した。守備面を含め課題は多くあるものの、今後もレギュラー争いに加わってくるだろう。まずは二軍での復帰を待ちたい。

 その他では郡拓也帝京/2016年7位)が、2試合に出場したものの安打を放つことができていない。

 投手では堀瑞輝広島新庄/2016年1位)が奮闘している。昨シーズンはショートスターターとしての先発10試合を含む53試合に登板。今シーズンも一時離脱した期間はあったが、17試合で防御率2.51と結果を残している。14.1回で17奪三振とK/9(1試合に何個三振を奪うかを表す指標)は10.67。投球回数が少ないもののチーム内でトップの数字だ。

 そんな堀だが、現時点ではどのような育成プランがあるのかは明らかになっていない。先発に転向するのか、それともチームの先輩である宮西尚生のように中継ぎとして生きていくのか将来が楽しみだ。

 北浦竜次白鴎大足利/2017年5位)は先発のチャンスを掴んだものの、0.1回5失点(自責4)とアピールできなかった。

 一方で大注目の存在でもある吉田輝星金足農/2018年1位)は、今シーズン一軍での登板機会は訪れていない。二軍では7試合の登板で防御率3.48とまずまずの数字を残しており、K/9は10.43と三振も奪えている。さらなる結果を残し一軍昇格の時を待つ。

 日本ハムの高卒若手を見ると、清宮、野村、堀とすでに一軍で多くのプレーをしている選手も多い。彼らは中田や近藤、そして上沢のように今後のチームを背負っていくような存在となれるだろうか。今後の成長が楽しみだ。

【高卒選手のドラフト指名】

※2016年〜2019年ドラフト

<2016年>

1位:堀瑞輝広島新庄

5位:高山優希大阪桐蔭)※現在は育成契約

6位:山口裕次郎履正社)※入団拒否

7位:郡拓也帝京

9位:今井順之助中京

<2017年>

1位:清宮幸太郎早稲田実業

3位:田中瑛斗柳ヶ浦

4位:難波侑平創志学園

5位:北浦竜次白鴎大足利

<2018年>

1位:吉田輝星金足農

2位:野村佑希花咲徳栄

4位:万波中正横浜

5位:柿木蓮大阪桐蔭

6位:田宮裕涼成田

<2019年>

3位:上野響平京都国際

(記事:勝田聡

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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