News

本日決戦!金足農対明桜の過去10年間の直接対決の結果は??

2020.07.10

本日決戦!金足農対明桜の過去10年間の直接対決の結果は?? | 高校野球ドットコム
注目の2年生・風間球打(ノースアジア大明桜)と金足農時代の吉田輝星(日本ハム)

 2020秋田県高等学校野球大会が7月9日から開幕する。組み合わせ抽選会が行われ対戦カードが決まっているが、初戦からノースアジア大明桜と金足農が対戦することが大きな話題となっている。

 金足農は春夏合わせて9回の甲子園出場の実績を持ち、2018年の夏の甲子園に「金農旋風」を巻き起こし、準優勝の成績を残したのが記憶に新しい。一方のノースアジア大明桜は春夏合わせて14回の甲子園出場と金足農と大きな差はない。秋田経法大附時代まで含めると、攝津正らがOBにいる秋田県内屈指の実力校。

 そんな両校が10日に対戦をするが、過去10年間まで振り返ると直接対決の戦績はどうなっているのか。その戦績を振り返っていきたい。

<過去10年の対戦成績>

2012年 春季秋田県大会 中央地区予選 決勝
明桜2対1金足農

2012年 秋季秋田県大会 中央地区予選 1回戦
金足農3対1明桜

2016年 春季秋田県大会 中央地区予選 2回戦
明桜5対0金足農

2017年 春季秋田県大会 中央地区予選 準々決勝
明桜4対3金足農

2017年 第99回全国高等学校野球選手権秋田大会 決勝
明桜5対1金足農

2018年 春季秋田県大会 中央地区予選 3回戦
金足農2対0明桜

2018年 春季秋田県大会 準決勝
金足農6対5明桜

2018年 第100回全国高等学校野球選手権秋田大会 決勝
金足農2対0明桜

 過去10年間で両校の対戦は8度あり、結果は互いに4勝4敗という成績となっている。両校ともに中央地区に入っているため地区予選から対戦することがあるが、スコアを見てみると3点差の僅差の試合が8試合中6試合という内容。同じ地域のライバルとして、互角の試合展開を毎回繰り広げてくれていることがわかる結果になっている。

 2012年の時には2度対戦して1勝1敗。そこから3年間対戦することがなかったが、2016年から2018年までは毎年対戦している。なかでも2017年の夏の大会では決勝戦で両校が激突。甲子園がかかった大事な一戦で明桜山口航輝金足農吉田輝星とともに2年生が先発のマウンドへ上がる。

 試合は初回に明桜が幸先よく吉田から2点を奪い、終始リードする展開。リードをもらった明桜の山口は金足農にホームを踏ませない投球でリードを守り抜くと、打線が5回、6回に中押しとなる点数を奪い勝負あり。金足農は9回に1点を挙げたが、5対1で明桜が勝利して8年ぶりの甲子園へ進んだ。

 翌年の春の大会では地区予選と県大会で対戦。県大会準決勝での対戦では8回終わって5対5の同点の展開だったが、金足農が9回に勝ち越しの1点を掴み取って決勝へ。吉田もエースとして2番手で登板し、2点を失うもののチームの勝利に貢献。そして集大成となる夏の大会の決勝で再び両チームが対戦。

 山口は4番レフト、吉田は3番ピッチャーで出場すると、吉田は山口から3つの三振を奪うなど9回11奪三振の快投。チームを甲子園に導き、勢いのままに準優勝まで駆け上がった。

 この対戦を見ていた当時の1年生たちが、今夏3年生となり10日に対戦する。同じ地区のライバルがどんな試合を見せてくれるのか、注目の一戦から目が離せない。

関連記事
【緊急企画】母校や応援している高校の球児たちに、あなたのエールを届けよう!
21世紀枠候補校屈指の右腕・隼瀬一樹(伊香)の進化のきっかけは練習試合観戦【前編】
21世紀枠候補に選出された伊香(滋賀) 滋賀学園に金星をあげることができた理由【前編】

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.25

筑波大新入生に花巻東、國學院栃木、北陸の甲子園組! 進学校からも多数入部!

2024.04.25

【静岡】夏のシード16校が決定、聖隷クリストファー、常葉大菊川はノーシード<春季県大会>

2024.04.25

【春季四国大会逸材紹介・徳島編】阿南光にエース吉岡 暖を支える「もう1人のドラフト候補」 徳島商は春季大会チーム最多打点をあげた「恐怖の6番打者」

2024.04.25

【北海道】昨秋全道ベスト8・知内は八雲と初戦!<春季全道大会支部予選組み合わせ>

2024.04.25

【群馬】健大高崎、前橋育英などがベスト8進出! 桐生第一は渋川青翠に敗れ夏ノーシードに<春季大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.24

春の埼玉大会は「逸材のショーケース」!ドラフト上位候補に挙がる大型遊撃手を擁する花咲徳栄、タレント揃いの浦和学院など県大会に出場する逸材たち!【春季埼玉大会注目選手リスト】

2024.04.23

【春季埼玉県大会】地区大会屈指の好カードは川口市立が浦和実を8回逆転で下し県大会へ!

2024.04.21

【神奈川春季大会】慶応義塾が快勝でベスト8入り! 敗れた川崎総合科学も創部初シード権獲得で実りのある春に

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!