野球部の伝統を下級生に。六甲アイランドが迎える、節目の夏

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2020.06.06

六甲アイランドの練習模様 ※写真は2019年冬から

 選手たちにかける言葉が見つからない。

 選手だけではなく、指導者にとっても経験のない事態に、どんな話、どんな言葉をかけるのが正解なのか。悩みながらも夏に向かって進んでいる。昨秋、兵庫県大会でベスト16まで勝ち進む結果を残していた六甲アイランドの指揮官・深浦健太監督も悩んで声をかけた1人だ。

 六甲アイランドは分散登校が始まっている。それに合わせて部活動も再開し始めたが、グラウンドは他の部活動との共用で内野の部分だけで、周囲にマンションがある関係でナイター等も使えない限られた環境にある。

 さらに現在は平日2日、土日はどちらか1日の計3日間で、1日の活動も90分のみの中で再スタートを切る。そんな中での再開に深浦監督も、「不安しかないです」と率直な気持ちを語る。

 活動自粛期間中、主将にメールで選手全員へのメッセージなどを送り、チーム全体への連絡を続けてきた。練習メニューも深浦監督から指定をせず、選手たちに任せてきた。「普段から任せていますし、『この期間の過ごし方は自分自身で考えてやらないとダメだぞ』と伝えてきました」と選手たちを信頼して過ごしてきた。

 しかし、20日に甲子園の中止が決まり、深浦監督は「かける言葉がなかった」と語りながらも、選手たちへ話したことを振り返った。
 「こういう状況だから仕方ないようなと。ただ、夏の甲子園は繋がっていないけど、代替大会とか3年生の締めくくりの大会をやれればと思っているけど、どうやと選手たちに聞きました」

 選手たちからは「やりたいです」という返事がきた。兵庫県では独自の大会は4日に開催することが決定した。今後について、「3年生とはもう一度話し合いをしますが、区切りと言うのは人生の中では大事だと思いますし、プレーや振る舞いでも野球部の伝統を下級生に伝えてほしいです」と六甲アイランドの歴史の継承を願った。

 節目を付けながらも、3年生たちは六甲アイランドの歴史に何を刻むのだろうか。

(記事=編集部)

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