春季兵庫大会は4月8日以降の開幕に変更も、3月末までに休校・部活禁止が1校でも解除されない場合は大会中止
兵庫県高等学校野球連盟(兵庫県高野連)はコロナウィルス感染拡大防止の休校措置に伴い、春季地区大会の開幕を4月1日から8日に延期し、8日から19日の日程にする方針をHPで発表しました。3月3日に、例年の3月下旬開幕を4月1日に延期しており、2回目の発表となります。県大会は4月25日から実施する予定です。
これは、兵庫県教育委員会が3月19日に、県立学校の春休み中の部活動再開条件を、決めたことに伴います。
(1)活動場所:校内のみとする
屋内・屋外に関わらず「クラスター発生のリスクを下げるための3つの原則」に留意すること
※①密集 ②換気 ③飛沫感染となる会話等
(2)活動時間:1日2時間を上限とする
(3)活動を行わない日:少なくとも月~金に2日及び土日に1日の計3日は休むこと
(4)対外試合・合同練習・合宿:認めない
(5)「いきいき運動部活動4 訂版」、「文化部活動の在り方に関する方針」に基づき、無理のない指導を行うこと
対外試合が実施できるようになるのが、現状では春休み後ということから、地区大会の開幕日を4月8日に再設定しました。今年から春の地区大会は、ブロックを細分化して、県大会出場を決める各校の試合数が少なくなります。また昨秋の近畿大会に出場した報徳学園、明石商、神戸国際大附の3校は地区大会免除の新システムとなっています。
ただし大事なのは、3月末までに加盟校の中で休校および部活動再開が1校でも残っている場合は、地区大会と県大会を中止する方針に変更はありません。
兵庫では、県立校、市立校、私立校のほか、国立高校も1校(明石高専)加盟しており、国の方針が3月31日時点でどうなるかも、大会を開催できるかどうかのカギとなりそうです。
(文=松倉 雄太)
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