6年目の覚醒へ。松本裕樹は戦力欠く投手陣を救う活躍を見せられるか
盛岡大附時代の松本裕樹
2014年のドラフト1位が本領発揮し、首脳陣へアピールした。
福岡ソフトバンクのプロ6年目右腕・松本裕樹(盛岡大附出身)が、27日の西武戦で4回から登板して3イニングを無失点。昨シーズン、パ・リーグのチーム打率1位の強力打線相手に3回を無失点の好投。キャンプは2軍スタートだったが、一転して開幕ローテーションへ大きく前進した。
高校時代は二刀流として活躍し、高校3年生の夏には甲子園出場。初戦で東海大相模を破る好投を見せたが、ケガの影響でスタートが出遅れてしまいルーキーイヤーは1軍で登板できなかった。だが、2016年に1軍デビューを果たすと、3年目の2017年で15試合に登板してプロ初勝利を掴むことが出来た。
しかし、そこからは1勝ずつしかマークすることが出来ず、プロ5年間で4勝7敗という成績に終わっている。
今年も2軍キャンプで淡々と練習を重ねてアピールを続けてきた松本。エース・千賀滉大に、昨シーズンの新人王・高橋礼。さらに同級生・甲斐野央がケガで調整が遅れ、投手陣に不安材料を抱える常勝軍団に現れたニュースター候補。4年連続日本一を狙うチームに新たな刺激を与えることが出来るのか。松本投手のアピールはまだまだ続く。