プロ5年目を迎えるオリックス・吉田凌の現在地。鍵を握るのは「スライダーを活かすボール」

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2020.02.14

プルペンで投球練習を行う吉田凌(オリックス)

 山本 由伸山岡 泰輔など、球界を代表する投手が並ぶオリックスのブルペン。その中で、彼らに負けじと熱のこもったピッチングをする右腕の姿があった。

 プロ5年目を迎える吉田 凌だ。
 昨年は一軍のマウンドを4試合経験し、4回3分の1を投げて4失点。課題は残ったが、登板数はプロ入り後最多をマークし、5年目の飛躍に向けて弾みをつけるシーズンとなった。

 「キャンプもここまでは怪我なくしっかりやれていますし、昨日も実践でそこそこの投球が出来ました。同級生も入ってきましたし、結果を残さないといけない年数になってきたので、しっかりやらないといけないなと感じます」

 高校2年の夏、神奈川大会決勝の向上戦で20奪三振を記録したことで一躍注目を浴びる存在となった吉田。その後、フォームを崩し苦しむ期間もあったが、翌年の第97回全国高校野球選手権大会では、中日ドラゴンズの小笠原慎之助らと共に全国優勝を経験。
 苦しくも、彩りに満ちた高校生活を過ごした。

 高校時代に吉田の大きな武器となったのは、縦に大きく割れるスライダーだが、プロ5年目を迎える現在でも軸となる球種はスライダーだ。「二軍ではある程度は通用するボール」と語る吉田だが、1軍ではやはりスライダーだけでは通用しないと痛感。
 このキャンプでは、その他の変化球の精度の向上と、基本となるストレートの威力向上を掲げてピッチングに取り組んでいる。

 「スライダーを活かすために、その他の球種を上げていきたいなと思いますし、真っ直ぐが良くないと変化球が活きません。真っ直ぐの両サイドのコントロールと、質を高める練習は意識してやっていますね」

 「自分は任されたところでしっかりやるだけ」と、投げるポジションへこだわりは見せないが、現在は主に中継ぎを任されている。吉田は、今シーズンの目標に「一軍で中継ぎとして30試合登板」を掲げて、5年目の飛躍を誓った。

 「そういう立場(中継ぎ)になってるので、一軍でしっかり投げてインパクトを残せるようにしたいですね。まずは一軍で、中継ぎとしてマウンドに立てるようにやっていきたいと思います」

 村西良太や富山 凌雅勝俣 翔貴など、同世代の選手も増えてきたが、2020年に吉田は存在感を見せることができるか注目だ。

(記事=栗崎 祐太朗)


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