広島2位の宇草孔基は常総学院高校出身、現役OBは誰がいる?
宇草孔基
12月22日、10月に行われたドラフト会議で広島から2位で指名された宇草孔基(法政大)の祝賀会が墨田区曳舟文化センターで行われたという。宇草は中学生時代に墨田リトルシニアでプレー。そこから常総学院高校、法政大学を経てNPB入りをはたしたのである。
宇草の母校である常総学院高校は、春夏合わせて25回(春9回、夏16回)にわたって甲子園に出場している茨城県の名門校だ。また、春夏どちらも優勝経験があるのは茨城県では同校のみとなっている。
そのなかで宇草は3年春(2015年)に主将として甲子園に出場。当時は二塁を守っており背番号は「4」だった。その宇草と2年生エースの鈴木昭汰(現・法大)を擁し、準々決勝まで進出。準々決勝の大阪桐蔭高校戦で宇草は先頭打者本塁打を放つも試合には敗れた。これが宇草にとって唯一の甲子園の記憶となっている。
そんな常総学院高校OBを見渡すと、NPBにおける現役選手は内田靖人(楽天)と飯田大祐(オリックス)の2人しかいない。
2013年ドラフト2位で入団した内田は2018年シーズンに58試合の出場で12本塁打を放ちブレイクかと思われたが、2019年シーズンは2試合の出場にとどまり無安打に終わってしまった。2020年シーズンは正念場となりそうだ。
一方の飯田は中央大学、Honda鈴鹿を経て2016年ドラフト7位でオリックスに入団。3年間で12試合に出場したが初安打は生まれていない。捕手という難しいポジションではあるが、大卒社会人4年目となる2020年シーズンに一軍での結果がほしいところ。
このように内田と飯田は2019年シーズンに一軍で結果を残すことができず、苦しい状況に立たされている。かつては金子誠(元・日本ハム)や仁志敏久(元・巨人ほか)とチームを代表する選手に育ったOBもいる。
内田と飯田、そして宇草もNPBの舞台で結果を残し、偉大な先輩に続いていくことを期待したい。
<2019年シーズン成績>
内田靖人(楽天)
2試合/打率.000(2打数0安打)/0本塁打/0打点
飯田大祐(オリックス)
8試合/打率.000(13打数0安打)/0本塁打/0打点
※数字は2019年シーズン終了時点
(記事=勝田 聡)
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