関東一のエース・土屋大和が1失点の好投 打線も援護で主導権を握る
土屋大和(関東一)
関東一のエース・土屋大和が1失点の好投 打線も援護で主導権を握る
大会9日目、第3試合。関東一vs熊本工の一戦。1対1で迎えた5回裏、関東一は正捕手・野口洋介の勝ち越し適時打を機に、計4点を追加。好投を続けるエース・土屋大和を援護した。
日本文理戦では4回を投げて5失点。
「あんなに土屋が打たれる姿はあまり見たことがない」とチームメイトがこぼすほど打たれてしまったが、熊本工戦ではしっかりと修正を行い、ゲームを作った。
投球フォームを見ていくと、プレートの一塁側を踏み、左足をしっかりと上げていきながら、スムーズな体重移動から真上から右腕を振る右オーバーハンド。ストレートの球速は常時135キロ~141キロ、さらに120キロ中盤のスライダー、フォークを低めに集め、4回表にタイムリーで1点を失いながらも要所を締めるピッチング。日本文理戦では外角に集まりすぎてしまい、そのボールを痛打されたが、熊本工戦では、内角を織り交ぜたり、カーブの割合を増やし、緩急をつけたり、間合いを変えたりと、工夫する姿勢が見て取れる。
18回を投げてわずか4失点と抜群の安定感を発揮した東東京大会のようなピッチングを見せている。
4年ぶりのベスト16進出へさらなる快投が期待される。
【組み合わせ・応援メッセージ】
■第101回全国高等学校野球選手権大会