健大高崎高校出身・山下航汰の武器は足ではなく長打力

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2019.07.08

 7月5日、巨人の山下 航汰が支配下登録された。高卒1年目の山下は今シーズン、二軍で53試合に出場し、打率.316(177打数56安打)、3本塁打、18打点の結果を残しており順当な結果といっても差し支えはないだろう。ここからは一軍昇格を目指して戦っていくことになる。

2年春の選抜で2本の満塁本塁打



高校時代の高橋純平

 さて、そんな山下は高崎健康福祉大学高崎高校、通称「健大高崎」出身だ。健大高崎といえば、圧倒的な走塁を武器とする「機動破壊」が有名。俊足揃いの選手たちが、縦横無尽に塁上をかき回すイメージがあるかもしれない。

 しかし、山下は俊足タイプの選手ではない。高校通算75本塁打を記録している長距離打者である。その名が一躍有名になったのは、2年春(2017年)の選抜高等学校野球大会のことだった。

 2年生ながら主軸を務めた同大会で2本の満塁本塁打を放つなど、合計11打点。1大会2満塁本塁打は史上2人目の快挙だった。甲子園に駒を進めたのは3年間でこの1回だけだったが、十分なインパクトを残している。

 2018年のドラフト会議では支配下指名されることがなかったものの、巨人から育成1位で指名されプロ入りを果たした。それから1年経たずして支配下登録を勝ち取ったのである。

 巨人の外野を見渡すと丸 佳浩、亀井善行、重信慎之介ら左打ちは揃っている。右打ちは陽岱鋼、アレックス・ゲレーロがいる。いずれも実績のある選手たちばかり。支配下登録を勝ち取る以上にその壁は厚いだろう。

 しかし、次世代の若手外野手と呼べるのは26歳の重信くらいなもの。現時点で18歳の山下は次世代というよりも、さらにその次の世代になる。早い段階で一軍に定着し、レギュラーを獲得できれば、長きに渡りチームを支える存在となることは間違いないだろう。

 これからの数年でどれだけレベルアップするのか楽しみだ。高卒育成指名からのスピード出世を果たした山下の未来から目が離せない。

 ※数字は2019年7月5日終了時点

(取材・勝田 聡)

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