4月に球場オープン!長野県佐久市にプロ仕様の野球場が誕生!
2019年4月に長野県佐久市に野球場がオープンする。
標高700メートルの高地に造られた[stadium]佐久総合運動公園野球場[/stadium]は、スタンド後方には浅間山、またライト後方には八ヶ岳や北アルプスも望める自然に囲まれたボールパークだ。
佐久市は、群馬県との県境にあり、長野県内でも関東圏に近い立地のため、県内外問わず、新たな野球拠点となることが期待される。
4月6日には、落成記念試合としてNPBイースタンリーグ「読売ジャイアンツvs楽天イーグルス」が、10日からは社会人野球のJABA長野県知事旗争奪大会もここ[stadium]佐久総合運動公園野球場[/stadium]で開催される。また5月25日には、地元・佐久長聖と岩村田が、招待校の作新学院との練習試合も予定されているなど、すでに注目試合が目白押しだ。
- 佐久総合運動公園野球場のココに注目!!
自身もかつては高校球児で、丸子実業(現・丸子修学館)野球部時代、長野大会決勝戦まで勝ち進んだという、現在は佐久市教育委員会 体育課 課長の春山也寸志さんに、[stadium]佐久総合運動公園野球場[/stadium]の注目ポイントを伺った。
その1 内野の土と外野の芝にこだわった!
内野の土は、地元・浅間山の軽石が多く水の浸透性が高い「焼砂」を4割、榛名山の「黒土」を6割ほど混ぜた土を使用しています。
外野は、[stadium]京セラドーム[/stadium]や[stadium]ZOZOマリン[/stadium]、[stadium]メットライフドーム[/stadium]も使用している「ロングパイル人工芝」を採用しました。ロングパイル人工芝は、クッション性も高く、ケガもしにくいといわれている人工芝です。
その2 寒い冬にもオススメ!室内練習場
球場の両サイドにある練習場は、試合中はピッチャーの投球練習場として活用されますが、普段の練習日でも、雨天や積雪時には、防寒防風用の横幕(カーテン)を閉めれば、室内練習場としても活用することができます。
ピッチングマシンもあり、ティーバッティングもできるほどの広さもあるので、試合以外でも多くのチームに練習などに使用してもらえればうれしいです。
その3 ベンチ内にも注目!熱中症対策や素振りスペースも
地元の小中学生たちの「試合をみながら素振りができるスペースが欲しい!」という要望にこたえ、ベンチの横に、試合をみながら素振りやストレッチをして準備ができるスペースを設置しました。
また、奥のベンチ上部には、熱中症対策として、ピッチャーやキャッチャーがイニング間に涼めるように、エアコンも完備しました。
そのほかにも、駐車場をおりて、階段の上り下りなく、そのまま球場に入ってこられるようなバリアフリー設計など、随所にこだわりポイントがつまっている[stadium]佐久総合運動公園野球場[/stadium]。春山さんは、野球場の完成に際して、
「佐久市内には、[stadium]佐久市営野球場[/stadium]があり、30~40年前はプロ野球の試合もそこで行っていたのですが、だんだんと球場が公式戦を行う規格に合わなくなり、高校野球の試合ですら出来なくなってしまいました。
その中で、プロ野球もできるような野球場がほしいという市民の思いもあり、2017年9月の着工から2年半を経て、完成に至りました。
この新しい球場が、佐久市内や県内の野球人口を増やす一つのきっかけになることができたら、うれしいです」と語った。
- 取材メモ 澤 奈穂子さん「佐久市民にとって野球がより身近な存在に」
- 3月21日に行われた球場の竣工式で、場内アナウンサーの一人として司会進行を務めた澤 奈穂子さんは、大の野球好きだ。2017年に大阪から長野県佐久市に移住してきた澤さん。
大阪に住んでいたころは、甲子園までプロ野球や高校野球を観戦しに出かけていたという。
「大阪では阪神甲子園球場があったことで、野球が身近な存在でしたが、佐久もこの球場ができたことで、市民にとって野球がより身近な存在になってくれるのではないかと期待しています。今回、新たな野球場の誕生に立ち会えたことが一野球ファンとして、そして一市民として、とても嬉しいです!」そう笑顔で話してくれた澤さん。
4月6日に開催される落成記念試合「読売ジャイアンツvs楽天イーグルス」も、もちろんバックネット裏から観戦する予定だ。
球場ガイド
球場名:佐久総合運動公園野球場
住所:長野県佐久市瀬戸2372-50
グラウンド:中堅122m 両翼99.1m
内野:クレイ(黒土)
外野:ロングパイル人工芝
収容人数:8370名(内野1820名 外野6550名)