チームトップの打率!国士舘の優勝の立役者・鎌田州真!
鎌田州真(国士舘)
チームトップの打率!国士舘の優勝の立役者・鎌田州真!
国士舘が4対3で東海大菅生を下して見事優勝。神宮大会への切符を掴み取ったが、この試合の事実上の決勝打を放ったのが、国士舘7番・鎌田州真(1年生)である。
背番号は16ながら、ここまで全試合にショートでスタメンで出場。準々決勝の都立城東戦が終了した時点で11打数8安打、打率.727という好成績を残してきた。
ただ準決勝の東亜学園戦では3打数ノーヒットで終わり打率が.571まで低下をしたが、大一番で大仕事をやってのけた。
「監督から、初球から変化球を狙っていけ」との指示をうけて迎えた第一打席、二死満塁から東海大菅生エース・中村晃太朗が投げた初球のスライダーを捉えてライトへ。打球は右中間を破る三塁打。
「気持ち良かったです」と自画自賛のあたりでランナーが全員ホームに生還して3点を追加。この3点で国士舘は4点にリードを広げて、その後の東海大菅生の猛追を振り切った。
この回、東海大菅生の内野陣の連係ミスや四球で作ったチャンスだけに、国士舘の攻撃は上手かった。そして、初回の勢いに乗れた鎌田の実力も素晴らしいものだと考えられる。
身長182センチ、体重73キロと恵まれた体格を持つ鎌田。そして話をしてみると笑顔が絶えない明るい選手である。
今大会の打率は.529。これはチームトップの結果であり、優勝の立役者といっても過言ではない。鎌田はこれからの東京を代表する選手となれるのか、神宮大会での活躍から目が離せない。
取材=編集部