50m走チャンプは山梨学院大・宮崎!侍ジャパン大学代表候補合宿は充実の3日間を終え、2023年米国撃破へ
50m走1位の5秒91をマークした山梨学院大3年・宮崎 一樹
2023年7月・米国で4年ぶりに開催される予定の「第44回日米大学野球選手権大会」に参加する侍ジャパン大学代表を選出する第1歩として、44選手による代表候補選考合宿が愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアムで3日間の日程で開催された。
4日の最終日、投手陣は2日目午後の紅白戦で登板した7投手のフィールディング練習(1日目・2日目午前登板投手は2日目までに消化済)後にトレーニング。野手陣はシートノックの後にフリーバッティングと50m走測定を行った。
「コンタクト技術とアウトコースのストライクゾーンが広いアメリカ人審判に対応できる広角に打てる能力を見たい」と侍ジャパン大学代表・大久保 哲也監督が基準を明示していたフリーバッティングでは、地元愛媛県開催に燃える九州共立大・村上 裕一郎外野手(3年=宇和島東)をはじめ、早稲田大・印出 太一捕手(2年=中京大中京)、明治大・上田 希由翔内野手(3年=愛知産大三河)、立命館大・桃谷 惟吹外野手(3年=履正社)の4名が柵越えを記録した。
一方、50m走では「身体能力はウリにしているが、脚が一番の武器ではないので自分でも驚いた」という山梨学院大・宮崎 一樹外野手(3年=山梨学院)が5秒91で1位に輝いた。加えて日本体育大・松浦 佑星内野手(3年=富島)が5秒95、青山学院大・中島 大輔外野手(3年=龍谷大平安)が5秒98と、5秒台の好タイムをたたき出している。
最後は44選手が健闘を称え合い、3日間の選考合宿を無事に終えた。来年6月に予定されている選考最終合宿へ向け彼らは個のレベルアップと共に、上田 希由翔から日替わりキャプテンを引き継いだ上武大・進藤 勇也捕手(3年=筑陽学園)も誓った「チームを引っ張っていける存在になってアメリカに勝ってしっかり活躍する」集団への準備を整えていく。
【侍ジャパン大学候補選手強化合宿 50m走結果】
1位:山梨学院大・宮崎 一樹外野手(3年=山梨学院) 5.91秒
2位:日本体育大・松浦 佑星外野手(3年=富島) 5.95秒
3位:青山学院大・中島 大輔外野手(3年=龍谷大平安) 5.98秒
4位:東洋大・石上 泰輝内野手(3年=徳島商) 6.07秒
5位:大阪商業大・渡部 聖弥外野手(2年=広島広陵) 6.15秒
6位:近畿大・野間 翔一郎外野手(1年=大阪桐蔭) 6.27秒
7位:仙台大・辻本 倫太郎内野手(3年=北海) 6.29秒
8位:國學院大・柳舘 憲吾内野手(2年=日大三) 6.35秒
9位:慶應義塾大・廣瀬 隆太内野手(3年=慶應義塾) 6.38秒
10位:明治大・上田 希由翔内野手(3年=愛産大三河) 6.39秒
11位:九州共立大・村上 裕一郎外野手(3年=宇和島東) 6.40秒
12位:法政大・今泉 颯太内野手(3年=中京大中京) 6.43秒
13位:上武大・進藤 勇也捕手(3年=筑陽学園) 6.44秒
13位:慶應義塾大・宮崎 恭輔捕手(3年=國學院久我山) 6.44秒
15位:早稲田大・印出 太一捕手(2年=中京大中京) 6.48秒
15位:明治大・宗山 塁内野手(2年=広島広陵) 6.48秒
17位:早稲田大・熊田 任洋内野手(3年=東邦) 6.49秒
18位:筑波大・生島 光貴内野手(3年=福岡福岡) 6.51秒
19位:同志社大・川久保 瞭太内野手(2年=桐蔭学園) 6.58秒
19位:立命館大・桃谷 惟吹外野手(3年=履正社) 6.58秒
21位:日本大・友田 佑卓捕手(3年=九州学院) 6.59秒
21位:中央学院大・下山 昴大内野手(3年=八戸学院光星) 6.59秒
23位:金沢学院大・井上 幹太外野手(2年=神村学園) 6.71秒
不参加:関西大・有馬 諒捕手(3年=近江)