大澤 志意也投手

 社会人の強豪・三菱重工Eastの勇退選手が発表され、その中に大澤 志意也投手(東海大四出身)の名前があった。

 大澤はエースとして2年秋、全道大会で優勝に導き、明治神宮大会に出場。そして15年のセンバツでも快投を続けた。特に準決勝では優勝候補の浦和学院(埼玉)相手に1失点完投勝利を挙げ、決勝進出に貢献した。惜しくも準優勝に終わったが、130キロ後半の速球に、切れ味鋭いスライダー、カーブを丁寧に投げ分ける投球は見応えがあった。その後、東海大を経て、20年に同社に入社。21年は6試合、22年の公式戦はわずか3試合に終わった。

 社会人3年目で勇退となったが、北海道の高校野球ファンからすれば、忘れられない存在だろう。第二の人生でも活躍を期待したい。