ノーヒッター今永の武器に、ネットも騒然
今永昇太
来年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けた侍ジャパンの強化として、9日からオーストラリア戦が行われる。栗山ジャパンの船出となる初の外国チームとの試合の先発に予定されているのが、DeNAの左腕、今永 昇太投手(北筑出身)だ。
今年は大きな仕事をやってのけた。6月7日の日本ハムとの交流戦で、ノーヒットノーランを達成。走者を許したのは1四球での1人だけの、いわゆる「準完全」の無安打無得点試合だった。
今年はロッテ・佐々木 朗希投手(大船渡出身)が完全試合を達成。ソフトバンク・東浜 巨投手(沖縄尚学出身)がノーヒットノーランを達成し、今永が今季3人目の快挙だった。最速150キロ台の直球とチェンジアップ、スライダーなどが大きな武器だが、打者の手元で鋭く変化することが大きな特徴となっている。
ジャパンのブルペン投球の今永の映像がネットで公開されているが、直球と変化球の区別がつきにくいとざわついている。外国選手相手には有効な武器になるだろう。先発が予定されているが、本番では「第2先発」の可能性もある。あらゆるシーンで頼れる左腕として、ジャパンを背負ってくれるに違いない。
9日は今永で10日は佐々木が先発予定。日本が誇る完全男とノーヒッターの快投に期待が膨らむ。