プロ野球は公式戦の全日程が終了した。11月からは秋季キャンプで来シーズンへ向けたトレーニングが始まる。さて、今年も新人たちが1軍で活躍した。貴重な戦力となったチームも少なくない。一方で将来を見据えて2軍で汗を流した選手もいる。各球団のルーキーたちはどのような1年だったのだろうか。その成績を振り返ってみたい。

 西武は4球団競合のドラフト1位左腕・隅田 知一郎投手(波佐見高出身)を開幕2戦目の先発に抜擢。7回無失点の好投でプロ初登板初勝利を飾った。幸先良いプロ野球人生のスタートに思われたが、以降は1勝も挙げられず、なんと10連敗。8月には中継ぎへの配置転換も経験した。しかし、防御率3.75と極端に打ち込まれたわけではなく、打線とかみ合わなかった部分も大いにある。

 同2位の佐藤 隼輔投手(仙台高出身)も開幕2カード目の初戦を任され、プロ初登板初勝利を飾った。その後、3連敗を喫したものの5月3日には2勝目を挙げた。しかし年間を通して1軍の戦力となることはできず3勝4敗、防御率4.60の成績にとどまっている。

 同4位の羽田 慎之介投手(八王子出身)と、同5位の黒田 将矢投手(八戸工大一出身)は高卒ルーキーということもあり1軍での登板はなかった。

 野手でもっとも結果を残したのは育成2位の滝沢 夏央内野手(関根学園出身)だった。レギュラー遊撃手の源田 壮亮内野手(大分商出身)が離脱した5月に支配下登録されると、スタメン出場し初安打をマーク。遊撃だけでなく二塁や三塁も守り48試合に出場した。打率.224(85打数19安打)も高卒1年目としてはまずまずの数字を残している。今シーズンは源田や、その他の内野陣のバックアップ要員としての起用だったが、来シーズンはレギュラー奪取を目指すことになる。

 ドラフト3位の古賀 悠斗捕手(福岡大大濠出身)は5月上旬に1軍登録されると、新型コロナウイルスの影響で1日のみの離脱はあったが、それ以外は1軍に帯同。捕手という難しいポジションながら26試合に出場した。そのうちスタメン起用は20試合。柘植 世那捕手(健大高崎出身)と2番手捕手の座を争った。

 ドラフト6位の中山 誠吾内野手(青藍泰斗出身)は1試合のみの出場にとどまっている。