プロ野球は前半戦を終了した。これで各球団90試合前後を消化したことになる。故障で長期離脱中の選手や高卒新人などを除いて、ほとんどの選手が1軍で出場機会を与えられている。

 そのなかで、まだ1軍での出場機会がない選手は何人いるのだろうか。また2軍ではどのような成績を残しているのか。球団ごとに確認してみたい。

 広島は、野手では6人が1軍未出場となっている。

 そのひとりが安部 友裕内野手(福岡工大城東出身)だ。3連覇時には主力として活躍していたが2020年からは低迷。昨シーズンも85試合の出場で打率.252(151打数38安打)の成績だった。今シーズンは2軍で17試合に出場。打率.389(36打数14安打)と好成績を残している。しかし、途中離脱が1ヶ月以上あり、7月13日に復帰するも今度は新型コロナウイルス陽性判定を受け再び戦列を離れた。

 昨シーズン102試合に出場し10本塁打を放った林 晃汰内野手(智辯和歌山出身)もオープン戦で結果を残すことができず開幕2軍スタート。2軍では71試合に出場しているものの、打率.218(262打数57安打)、1本塁打と苦戦している。まずは2軍で結果を残すことが求められる。その他では、高卒ルーキーの田村 俊介外野手(愛工大名電出身)と髙木 翔斗捕手(県立岐阜商出身)らが1軍未出場となっている。

 投手で1軍での出場機会がないのは10名だった。

 大卒2年目の大道 温貴投手(春日部共栄出身)は昨シーズン1軍で4勝を挙げるも、今シーズンは開幕から2軍暮らしが続いている。ここまでは合計11試合(先発6試合)の登板で防御率2.36と好結果を残している。開幕当初は中継ぎでの起用だったが、6月からは先発として登板。3試合連続でQSを達成するなど順調だ。先発として1軍昇格を目指すことになる。

 アドゥワ 誠投手(松山聖陵出身)も6月以降は先発としての登板が多くなってきた。6月以降、6試合に登板しているがそのうち5試合で先発。残りの1試合も4回を投げている。起用法からすると、先発として1軍を目指すことになりそう。ここまでは14試合(先発5試合)で防御率3.32の成績を残している。

 2020年には先発で3勝を挙げた中村 祐太投手(関東一出身)は、ここまで15試合(13試合先発)に登板し、防御率4.62の成績を残している。

 その他では、高橋 昂也投手(花咲徳栄出身)、山口 翔投手(熊本工出身)ら、高卒でプロ入りした若い投手たちがいずれも1軍では未登板。