二軍では来シーズン以降の戦力を期待されている若手有望株、故障からの復帰を目指すリハビリ段階の主力、そしてベテランと様々な選手がしのぎを削っている。

 そのなかで今シーズンは誰が多くのチャンスを与えられてきたのだろうか。各球団の打席数上位5人を振り返ってみたい。

 一軍が6年ぶりに優勝を飾ったヤクルトの二軍は4位に終わった。そのなかでもっとも多く打席を与えられたのが高卒2年目の若手・武岡 龍世(346打席)だった。八戸学院光星出身の武岡は遊撃(68試合)、二塁(18試合)、三塁(13試合)と複数のポジションを経験。そのなかで打率.263(312-82)とリーグ3位の成績だった。一軍での出場は1試合のみにとどまったが、二軍では結果をしっかりと残している。

 武岡に続くのが同じく高卒2年目で八千代松陰出身の長岡 秀樹(305打席)だった。長岡はリーグ4位の打率.261(283-74)に加え7本塁打と長打力も見せた。またフェニックスリーグでも2位タイの3本塁打を記録している。シーズン終盤には一軍でスタメン出場を果たし、クライマックスシリーズでは出番こそなかったものの、3試合連続でベンチ入りした。

 3番手、4番手は奥村 展征(285打席)と太田 賢吾(281打席)のふたり。いずれも一軍での実績はあるが、今シーズンは二軍での実働期間が長かった。そのなかで奥村は打率.301(246-74)、太田は打率.327(254-83)と打率3割をキープ。太田が首位打者、奥村はリーグ2位と貫禄を見せた。太田は一軍でも29試合に出場している。

 そしてチーム5位が内山 壮真(278打席)だった。星稜出身のルーキーは捕手ながら74試合に出場。打率.231(238-55)、8本塁打の結果を残した。8本塁打は高卒ルーキーとしては秋広 優人(巨人)と並びトップタイ。一軍でも6試合に出場し経験を積んだ。

 現在チームは山田 哲人村上 宗隆といったスラッガーに正捕手の中村 悠平も高卒でヤクルト入り。二軍で経験を積んで一軍の戦力となった。武岡、長岡、内山といった高卒の若手有望株も先輩たちに続くことが期待される。

<ヤクルト二軍・打席数上位5人>
武岡 龍世(346打席)
打率.263(312-82) 2本塁打 35打点

長岡 秀樹(302打席)
打率.261(283-74) 7本塁打 28打点

奥村 展征(285打席)
打率.301(246-74) 11本塁打 54打点

太田 賢吾(281打席)
打率.327(254-83) 8本塁打 43打点

内山 壮真(278打席)
打率.231(238-55) 8本塁打 25打点

(記事=勝田 聡)