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中日6位福元は3季戦連続、悔しさ残る選手は?~ドラフト指名選手の甲子園歴

2021.10.29

中日6位福元は3季戦連続、悔しさ残る選手は?~ドラフト指名選手の甲子園歴 | 高校野球ドットコム
中央大時代の牧秀悟

 今年もドラフト会議で12球団合計77名(支配下のみ)が指名を受けた。その77名の選手達は、ほぼ全員が高校時代に甲子園を目指していたことだろう。

 そこで各球団が指名した選手の甲子園出場歴を振り返ってみたい。

 中日は1位で強打の外野手候補としてアドゥブライト健太(外野手/葛飾野→上武大)を指名し交渉権を獲得した。そのブライトは葛飾野時代に甲子園出場経験はなかった。

 同じく強打の外野手候補として期待されているドラフト2位の鵜飼航丞(外野手/中京大中京→駒澤大)は中京大中京時代、伊藤康祐(現中日)とともに2017年夏の甲子園に出場した。初戦の広島広陵戦に「4番・一塁」で出場し、4打数2安打1四球と活躍するも、チームは敗れた。なお、「1番・中堅」で出場していた伊藤は、本塁打を含む3安打2打点の活躍だった。

 独立リーグからの指名となったドラフト3位の石森大誠(投手・遊学館→東北公益文科大→熊本ゴールデンラークス→火の国サラマンダーズ)は遊学館時代に2015年夏の甲子園へ出場している。

 背番号「10」とエースではなかった石森は、初戦の村上宗隆(現ヤクルト)と伊勢大夢(現DeNA)擁する九州学院戦では出番なし。つづく小笠原慎之介(現中日)がエースの東海大相模戦では4番手としてマウンドに登り、前の投手が残した走者の生還は許したものの、1.2回無失点の内容だった。9回に打席にも立ち三ゴロに倒れ最後の打者となった。チームはこの試合に敗れたため、石森の甲子園出場はこの1試合のみに終わった。

 ドラフト6位の福元悠真(外野手/智弁学園→大阪商業大)は智弁学園時代、2016年春・夏、2017年春と3季連続で甲子園出場を果たした。2016年春の甲子園では2年生ながら背番号「9」を背負い全試合に「4番・右翼」で出場。2回戦の鹿児島実戦で一発を放つなど優勝に貢献している。

 同年夏の甲子園では2回戦で河野竜生(現日本ハム)擁する鳴門と対戦。河野からはチーム唯一のマルチ安打を記録するも試合には敗れた。最高学年となって臨んだ2017年春の甲子園では「1番・右翼」で出場。

 初戦では山口翔(現広島)擁する熊本工と対戦。安打は生まれなかったものの2つの四球で出塁を果たした。2回戦の盛岡大付戦では1安打を放つも敗戦し、春連覇とはならなかった。

 ドラフト4位の味谷大誠(捕手/花咲徳栄)、5位の星野真生(内野手/豊橋中央)はともに甲子園への出場はなかった。

【中日ドラフト指名】
※育成指名は除く
※◎は甲子園出場経験あり
<支配下>
1位:アドゥブライト健太(外野手/葛飾野→上武大)
2位:鵜飼航丞(外野手/中京大中京→駒澤大)◎
3位:石森大誠(投手・遊学館→東北公益文科大→熊本ゴールデンラークス→火の国サラマンダーズ)◎
4位:味谷大誠(捕手/花咲徳栄
5位:星野真生(内野手/豊橋中央
6位:福元悠真(外野手/智弁学園→大阪商業大)◎

(文=勝田 聡)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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