大阪桐蔭出身・根尾がプロ初の猛打賞、来季に向けて猛アピール
根尾昂(大阪桐蔭出身)
中日の根尾昂内野手(大阪桐蔭出身)が、プロ初の猛打賞をマークした。22日のDeNA戦で8番遊撃でスタメン出場すると、4打数3安打2打点の活躍を見せた。すでに与田剛監督の今季限りの退任が決まり、立浪和義氏の来季監督就任が濃厚な状況。4年目となる来シーズンへの猛アピールに成功した。
3回の第一打席は遊撃ゴロに終わったが、5回の第2打席から中前安打、一塁への内野安打、左前安打と3打席連続で安打をマークした。今季は7月まで1軍の出場はあったが、8月からは二軍暮らしだった。10月16日に1番遊撃でスタメンするなど、ここにきて起用されてきただけに、うれしい結果となった。
ここまでウエスタン・リーグでは34試合、108打数17安打、打率.157と結果を残せていなかっただけに、ここにきての1軍ゲームでの猛打賞は、成長ぶりのアピールにもなった。
同期のロッテ藤原恭大外野手(大阪桐蔭出身)が、「大樹生命月間MVP賞」の2021年7、8月度パ・リーグ打者部門を受賞するなど、ライバルには先を越されていただけに、根尾も必死のアピールだった。
(記事:浦田由紀夫)