センバツが沖縄でも開催 春の日本一をかけた中学ポニーの熱戦に注目
22年の開会式の様子
第95回記念選抜高校野球大会が、聖地・甲子園で繰り広げられている。春の日本一をかけた熱戦に、多くの野球ファンが熱視線を送っているが、中学ポニー界も選抜大会が25日に開幕する。
第7回全日本選抜中学硬式野球大会では、開催地の沖縄県のチームはもちろん、北は北海道まで全国から24チームが集結して春の日本一を目指す。会場は高校野球でも使用する[stadium]コザしんきんスタジアム[/stadium]など、いくつかの球場を使って25日から3日間かけて大会が予定されている。
今大会は優勝チームを決めるのはもちろん、トーナメントで敗退したチーム同士による交流トーナメントも予定されている。全チームが最低でも2試合は戦える仕組みになっており、ポニーが謳っている「野球は試合に出て覚えよう」という理念は、今大会も実施されている。他にはあまりないポニーらしさは、全国の舞台でも変わりないのだ。
2023年シーズン最初の全国大会出場チームを見渡すと、実力あるチームが揃っている。
2021年の第5回大会で優勝を飾った筑後リバーズ、さらに決勝戦で戦った佐賀ビクトリーの参戦はもちろん、オリックス・宮城 大弥投手(興南出身)など数多くの逸材を高校野球界に送り出している宜野湾ポニーなどが、地元・沖縄のプライドを背負って戦う。
他にも、22年の7月に開催された第48回全日本選手権大会で優勝した江東ライオンズや市原ポニーといった関東圏の強豪。さらに、北海道からは北斗ポニーが出場する。
2022年の第6回大会は雨天の影響で優勝チームを決められなかったが、第7回大会の2023年は無事に大会が進み、沖縄の地でポニーリーガーたちの笑顔が多くみられることに加え、甲子園で開催中のセンバツに負けない熱戦を見せてほしい。