【東京】4強が激突!明大中野が初の決勝進出をかける<春季都大会>
奈良飛雄馬(帝京)、佐伯魁栄(明大中野)
2024年度春季東京都高校野球大会は27日に準決勝が予定されている。頂点をかけた戦いは4チームに絞られた。対戦カードは以下の通り。
<27日>
(スリーボンドスタジアム八王子)
10:00 帝京-明大中野
12:30 日大鶴ヶ丘-東海大菅生
昨年春を制した帝京は連覇をかけて準決勝に挑む。準々決勝で本塁打を放った安部 育規外野手(3年)、強打者としてプロも注目する4番・奈良 飛雄馬内野手(3年)と、強肩強打の遊撃手・西崎 桔平内野手(3年)ら、強力な攻撃陣が武器。昨年秋の1次予選敗退の屈辱からはい上がり、この春は1次予選初戦から5試合連続2ケタ得点をマークするなど、強さを誇ってきた。
対する明大中野は佐伯 魁栄投手(3年)、田中 俐希投手(2年)のリレーで接戦を制してきた。田中は日大豊山との準々決勝で無失点のロングリリーフを果たして勝利に貢献。「リリーフエース」が帝京打線をどこまで封じるかがカギになりそう。明大中野は春秋ともに初の決勝進出をかけた戦いにもなる。
もう一方のカードは、昨年秋に8強入りした東海大菅生と日大鶴ヶ丘の戦いとなった。東海大菅生はここまですべて先制して逃げ切り勝利を決めている。安定した投手陣と、着実に得点を重ねる攻撃陣がうまくかみ合っている。対する日大鶴ヶ丘はここ3試合連続で逆転勝ちに成功。特に終盤の集中打が際立っている。東海大菅生は優勝した2019年以来5年ぶりの決勝進出を狙い、日大鶴ヶ丘は優勝した2010年以来、14年ぶりの決勝進出をかける。
準決勝のカードはともに、東東京、西東京同士の戦いとなり、夏の第1シードの座をかけた戦いにもなる。決勝進出チームは、春季関東地区大会(5月18日開幕・群馬)への出場権も得る。さまざまな意味で熱戦が期待される。
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