2025年春季の第156回九州地区高校野球大会は23日、準決勝が行われ、西日本短大付(福岡)と、神村学園(鹿児島)が決勝にコマを進めた。

 西日本短大付は延長12回タイブレークの末に、エナジックスポーツ(沖縄)に7対6でサヨナラ勝ちした。1点ビハインドで迎えた8回に同点に追いついて延長戦へ。11回に1点を勝ち越されたが、その裏に追いつく粘りを見せた。12回表にも1点を奪われたが、1死満塁から斉藤 大将外野手(3年)が逆転の2点適時打を放って、激戦にピリオドを打った。斉藤は1回の先制ソロ、5回の適時二塁打を含めて6打数3安打5打点の大活躍だった。

 神村学園は6対0で明豊(大分)を破った。2回に1点を先制すると3回には4点を追加して主導権を握った。5回に1点を追加して前半をリードすると、3投手のリレーで相手打線を「完封」した。近年、連敗していた相手にリベンジを果たした形となった。

 神村学園が優勝した2022年春決勝と同じカードとなった決勝は、24日に予定されている。神村学園はその時以来3年ぶり、西日本短大付は2019年以来6年ぶりの春優勝をかける。

※トーナメント表はこちらから