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ロッテを支える”復活した元盗塁王”! 昨年二軍暮らしの雪辱に燃える

2024.06.06


国士舘大時代の髙部 瑛斗

<交流戦:ロッテ4-3巨人>◇5日◇東京ドーム

前日に屈辱的な黒星を喫したロッテが、その巨人に勝利して連敗を2で止めた。

4回、4番・ソト内野手が3ランを放って先制。この3ランを生んだのが、3番に座る髙部 瑛斗外野手(東海大甲府出身)だった。無死一塁から右前への安打を放ってチャンスを広げ、連敗脱出へ大きな3得点を演出した。

9回も髙部が二盗に成功し、ダメ押しとなる4点目のホームを踏んだ。最終回に1点差に詰め寄られただけに、貴重な1点。バットでも足でも勝利に貢献する活躍だった。

ロッテは5月14日から6月1日まで、引き分け4を挟んで、19年ぶりの11連勝を収めた。終盤の驚異的な粘りでサヨナラ勝ちを収めるなど、終盤での勝負強さなどが光っての連勝街道だったが、髙部が縁の下で打線を支えたともいえる。

5月18日に1軍昇格すると、5日まで15試合で47打数15安打、打率.319。主に3番に座り、出塁できなかったのはわずか2試合。現在、9試合連続で出塁をマークしている。髙部が1軍昇格後、チームは引き分け2を挟んで11勝2敗。確実にチームに勢いをつけた。

2022年の盗塁王も、昨年は開幕前に右肩の肉離れを起こすなど故障に泣いて1軍の出場がなかった。1シーズンの悔しさを晴らすかのように、チームの快進撃を担っている。

パ・リーグの順位でも、日本ハムが敗れたため2位に浮上した。引き分け5が効いて勝率で日本ハムを上回った。勢いが衰えない髙部のバットが、再びチームを連勝街道に乗せ、首位を走るソフトバンクを追う。

国士舘大時代の髙部 瑛斗

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この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

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