試合レポート

【群馬春季大会】樹徳が10年ぶり関東大会出場!バッテリーが勝利の立役者に!

2024.05.05


河内 亮陽(樹徳)・北爪 優悟(樹徳)

<春季群馬県大会:樹徳6-1高崎商大付>◇4日◇3位決定戦(関東大会出場校決定戦)◇高崎城南球場

樹徳は10年ぶりの関東大会出場を決めた。原動力となったのは北爪 優悟投手(3年)と3番河内 亮陽捕手(3年)のバッテリーだった。

北爪は右オーバーから常時125キロ〜131キロの直球、120キロ近いスライダーのコンビネーションで勝負する。立ち上がりはやや制球が荒れていたが、回を追う事にコントロールも安定し、伸びのある速球で押すことができていた。井達 誠監督は「球速はそれほどでもないですが、縦回転で投げるストレートの質は非常に良いです」と評するように、4回には三者連続三振を奪うなど、良いリズムで投げて、135球、1失点完投勝利。9奪三振を記録した。今大会は左腕・石井 真登投手(3年)が目立っていたが、「石井が頑張っていたので、自分もしっかりと仕事をしたかった」と意気込んで臨んだ3位決定戦で昨秋の県大会以来の完投となった。

その北爪をリードする河内は3回裏に勝ち越しとなる走者一掃の適時二塁打。本人もボールを捉えるセンスの高さには自信があると答えるように、無駄のないスイング軌道でボールを捉える。二塁送球も良く、捕ってから投げるまでが非常に速く、フットワークも軽快。二塁送球の最高は1.94秒で、この試合でも低く強い送球ができていた。井達監督も「河内の肩の強さはなかなかのものがあります。やはりどの学校も警戒して走らないですね」と相手の盗塁を抑止させるものがあるようだ。

守備も安定していて、どの打者もしっかりとスイングができている。関東大会の経験をきっかけにさらに強くなりそうなチームだった。

この記事の執筆者: 河嶋 宗一

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