高校日本代表候補合宿がスタート! 報徳学園・今朝丸、大阪桐蔭・平嶋など14投手の顔ぶれを徹底紹介!
今朝丸 裕喜(報徳学園)、平嶋 桂知(大阪桐蔭)
高校日本代表候補の一次合宿が4日からスタートする。合宿に参加する34人の顔ぶれを紹介していきたい。まずは投手編だ。投手陣は例年、紅白戦の登板がアピール機会。短いイニングになるため、全力投球で自分のポテンシャルを最大限に発揮できるか。
*選手の学年はすべて3年
センバツ出場組では今朝丸、平嶋、髙尾の好投手三羽烏に注目
今センバツでも活躍した好投手たちが名を連ねている。
中でも大阪桐蔭を封じた150キロ右腕・今朝丸 裕喜投手(報徳学園)、148キロ右腕・髙尾 響投手(広陵)、154キロ右腕・平嶋 桂知投手(大阪桐蔭)の3人の実力が突き抜けている。
今朝丸は今大会、24.1回を投げて、15奪三振、2四球と安定感抜群の投球を披露した。エンジンがかかった時は140キロ後半の速球で打者を圧倒する。
平嶋は北海戦で最速149キロ、平均球速143.7キロを計測。しかも7回まで投げての球速だ。さらに130キロ後半のフォーク、カットボールも大きな武器となっている。
髙尾は2回戦の青森山田戦で7回まで無安打投球。140キロ中盤の速球を両サイドに投げ分ける制球力の高さ、カットボール、ツーシームを低めに集める変化球の精度の高さ、全国大会の実績の豊富さも含めて、今年の日本代表のエース候補だ。
ほかのセンバツ出場組では、3試合30奪三振を記録した最速146キロ右腕・吉岡 暖投手(阿南光)、右サイドの技巧派・櫻田 隆誠投手(山梨学院)、初戦の明豊戦で8回まで無失点に抑えていた本格派左腕・竹下 海斗投手(敦賀気比)、130キロ後半の速球、切れ味鋭いスライダーを武器とする中崎 琉生投手(京都国際)、今朝丸とともに2枚看板で活躍した技巧派右腕・間木 歩投手(報徳学園)も参加する。そして山口 瑛太投手(創志学園)は初戦の別海戦で14奪三振完封勝利を挙げた好左腕だ。
センバツ不出場組では八戸工大一の金渕、長崎日大の西尾に注目
センバツ不出場組の顔ぶれを見てみよう。最速140キロを誇る高橋 幸佑投手(北照)は昨秋の小樽地区の代表決定戦で12奪三振の好投。
櫻井 椿稀投手(鶴岡東)は1年秋から公式戦を経験している技巧派左腕。2年秋の山形大会では21.1回を投げて25奪三振を記録している。
金渕 光希投手(八戸工大一)は青森県内では148キロ左腕・洗平 比呂投手(八戸学院光星)とともに注目されている本格派左腕。最速144キロの速球は切れがあり、スライダー、チェンジアップを器用に投げ分ける。この合宿で評価を高めていきたい。
高橋 駿臥投手(中越)は昨秋から台頭した本格派右腕で、打撃も魅力。石津 慶大投手(広島新庄)は昨秋、中国大会準々決勝の創志学園戦で、9回裏、サヨナラ本塁打を打たれるまで無失点の好投。130キロ中盤の速球を両サイドに投げ分け、スライダー、チェンジアップ、カーブを巧みに投げ分ける技巧派右腕だ。
西尾 海純投手(長崎日大)は今年の長崎No.1右腕と評される逸材。最速147キロの速球、スライダー、フォークボールを投げ分け、三振の山を築く。この合宿で評価を大きく高めそうだ。
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