山梨学院、センバツ連覇なるか? 過去春連覇は大阪桐蔭、PL学園ら近畿勢のみ
2023年センバツ山梨学院優勝の瞬間※写真:東京スポーツ/アフロ
18日に第96回選抜高校野球大会(センバツ)が開幕する。昨年の大会を制した山梨学院(山梨)は、史上4校目となる春連覇を目指すことになる。
昨夏の全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)の覇者である慶應義塾(神奈川)は、秋の神奈川大会の準々決勝で敗退。補欠校にも選出されておらず今大会に出場する可能性はなく、夏春連覇の可能性は潰えている。”甲子園連覇”の可能性があるのは山梨学院だけだ。さて甲子園連覇は過去にどれだけの高校が達成しているのだろうか。
今大会で山梨学院が狙う春連覇は1929年・1930年の第一神港商(兵庫=現・神港橘)、1981年・1982年のPL学園(大阪)、そして2017年・2018年の大阪桐蔭(大阪)の3校。山梨学院が春連覇を達成すれば史上4校目の快挙となる。
夏春連覇は1930年・1931年の広島商(広島)、1937年・1938年の中京商(愛知=現・中京大中京)、1960年・1961年の法政二(神奈川)、1982年・1983年の池田(徳島)の4校が達成している。達成された高校の数では、春連覇を上回っているものの、直近が40年以上も昔のこと。平成以降では達成が1度もない。
今大会の優勝校が権利を得る春夏連覇は、1962年の作新学院(栃木)、1966年の中京商、1979年の箕島(和歌山)、1987年のPL学園(大阪)、1998年の横浜(神奈川)、2010年の興南(沖縄)、2012年と2018年の大阪桐蔭(大阪)の7校が8度にわたって達成している。春連覇、夏春連覇と比べて達成が多いのは、年度を跨がずに同一年度での連覇だからだろう。
果たして山梨学院は史上4校目の春連覇となるだろうか。また春夏連覇の挑戦権を得るのはどの高校だろうか。春のセンバツの優勝校の行方に注目だ。
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