日本航空石川が甲子園練習!被災した七尾市出身の3年生投手がベンチ入り
第96回選抜高等学校野球大会の甲子園練習が14日に阪神甲子園球場で行われた。
元日の能登半島地震で被災した石川県輪島市にある日本航空石川もこの日に登場。シートノックやシート打撃などで汗を流した。
七尾市出身で輪島市の祖母宅で被災した福森 誠也(3年)は背番号19を付けて参加。マウンドから5球を投げ、「冷静に楽しめたので良かったです」と振り返った。
昨秋の公式戦はベンチ外で、今大会が自身初のベンチ入り。家族に報告した際には泣いて喜んでくれたという。
ストレートとチェンジアップの緩急を使った投球を武器とする福森は「今までずっと応援してくれていたので、恩返しができればと思っています。自信を持って、全力でプレーしているところを見てもらいたいです」と意気込んでいた。
選手たちの帽子のつばには「石川県のために共に頑張ろう」と書かれている。選手の多くが県外から来ているが、「約2年間輪島で過ごしてきた場所なので、地域の方や場所に対する思いはあります」と主将の寳田 一慧(3年)は話す。
日本航空石川は23日の第1試合に登場して、常総学院(茨城)と対戦する。彼らの戦いぶりは被災地に勇気をもたらすことだろう。
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