【甲子園】3回戦 神村学園 vs 北海
神村学園が直球を弾き返して3試合連続2ケタ得点で初のベスト8進出
<第105回全国高校野球選手権記念大会:神村学園10ー4北海>◇17日◇3回戦◇甲子園
神村学園(鹿児島)の強力打線がこの日も火を噴いた。北海(南北海道)投手陣相手に12安打を浴びせて10得点。この夏甲子園3戦すべて2ケタ得点をマークして、初の夏甲子園8強を手にしてみせた。
北海の先発、147キロ右腕、岡田 彗斗投手(3年)に初回から襲い掛かった。2死から岩下 吏玖内野手(2年)、上川床 勇希外野手(2年)、松尾 龍樹内野手(3年)の3連続適時打で4点を奪って主導権を握る。
4回にも連続適時打で3得点。6回に2点、9回に1点と攻撃の手を緩めることなく打ちまくり、上川床は4打数4安打3打点と「無双状態」だった。
直球に負けないコンパクトなスイングが特徴だ。この日の適時打7本中、直球を打ち返したのは6本。相手投手の生命線を打ち返して、ことごとく得点した。
さらに11個の四球も選んだ。得点を挙げたイニングでは、必ず四球がからんだ。ただ打つだけでなく、ボールを見極める力もある。12安打と11四球。それだけ走者を出せば、負けるわけがなかった。
準々決勝の相手は、同じく初ベスト8のおかやま山陽(岡山)。打ち合いに持ち込み、4戦連続2ケタ得点で4強入りを決めるつもりだ。