【甲子園】3回戦 おかやま山陽 vs 日大三
おかやま山陽の勢いが止まらない!日大三の無失点エースを攻略し、初のベスト8
<第105回全国高校野球選手権記念大会:おかやま山陽7-2日大三>◇17日◇3回戦◇甲子園
おかやま山陽(岡山)の勢いが止まらない。
ここまで16.1回を投げて無失点の日大三(西東京)・安田 虎汰郎投手(3年)に対してもしっかり自分たちの打撃を行った。
1回、先制の犠飛を放った土井 研照捕手(3年)は「狙い球を絞って、しっかりとたたくことを意識しました。自分の場合はストレートを狙いました。チェンジアップはやはり良いボールで、これは捨てて、ただストレートを狙っていきました」としっかりと直球を捉えた。その後も安田が投じた甘い直球を逃さず、しっかりとたたいた。
先制点を挙げたことで、これまで多彩な攻めをしていた日大三バッテリーの攻めが狭まっていくように感じられた。安田からは10安打、6得点。しっかりと試合の主導権を握った。
投手陣も強打の日大三打線を2失点に抑えた。リードする土井は「ビデオをしっかりと見て、どこを攻めるべきかというのかを把握して臨みましたが、しっかりと厳しいところに投げてくれた投手陣のおかげです」と投手陣を称えた。
突出した実力を持った選手はいないと分析するおかやま山陽ナイン。ただ各選手のスイングスピードが速く、投手陣はそれぞれの武器があって、手堅い守備を見せる。おかやま山陽ナインはユニークな練習法で知られるチームだが、そういった積み重ねがようやく全国の舞台で結実した。
日大山形、大垣日大、日大三と全国大会でも上位進出の実績のある日大系列校から3連勝で初のベスト8。新たな歴史を切り開く1勝になった。