チーム通算58本塁打。通算16本のスラッガーも!強打がウリの弘前東の中心選手を紹介
須藤 琉聖外野手(2年)、川崎 崇斗外野手(2年)
弘前東(青森)は昨秋の青森県大会で準優勝し、3年ぶりに東北大会出場を果たした。チーム通算58本塁打の長打力が持ち味。春以降も打のチームで青森の頂点を狙い、悲願の甲子園初出場を目指す。その中心選手を紹介する。
川崎 崇斗外野手(2年)
主将を務める川崎は通算11本塁打をマーク。1年夏から試合に出場しており、打線でも4番を務め、チームを牽引している。
7対10で敗れた秋の県大会決勝の青森山田戦では6回に満塁本塁打を放つなど、劣勢の流れを変える一発を放つ勝負強さも光った。
高校通算30本塁打を目標に、自慢の長打力にさらなる磨きをかけている。
須藤 琉聖外野手(2年)
川崎と共にクリーンアップを務める須藤も1年夏から試合に出場している経験豊富な選手だ。
180センチ、82キロの恵まれた体格から高校通算16本塁打を記録するスラッガー。苦手なコースがなく、甘い球は長打にする豪快な打撃が魅力で、秋の県大会準々決勝の東奥義塾戦では第1、第2打席で2打席連続本塁打も記録した。
カブスの鈴木 誠也外野手(二松学舎大附出身)のフォームを参考にして、右方向にも強い打球や本塁打が打てるよう、この冬はさらなるレベルアップに励んでいる。
長峰 琉惺捕手(2年)
正捕手の長峰は思い切りの良さがウリだ。主に2番打者を務め、ここぞという場面での勝負強さがある。長打も期待でき、打線では欠かせない存在となっている。
コースに逆らわない打撃が光り、逆方向への安打も多い器用な打者を目指す。
高校卒業後は大学へ進学して硬式野球の継続を目指している。
工藤 楓士内野手(2年)
遊撃手の工藤は打線では主に1番に入る。169センチ、67キロと小柄だが、ウエートトレーニングでは川崎や須藤よりも重い重量を持ち上げる力があるといいう。
俊足も持ち味で秋の県大会1回戦、八戸聖ウルスラ学院戦ではランニングホームランをマークした。
遊撃手としても、昨年夏、八戸学院光星に敗れた試合を転機に、一気に上達し、自信をつけたと話す。1年夏から経験している実績で内野陣を牽引している。
福士 開翔投手(2年)
秋のエースナンバーを背負った右腕・福士は、176センチ、76キロのバランスの良い体格から最速132キロの直球と緩急で、打者を打ち取る。
大崩れしない制球力が持ち味。どんな試合でも自分の投球ができ、チームの信頼を勝ち取っている。
野呂 亮太投手(2年)
185センチの長身左腕の野呂も注目したい。直球の最速は120〜125キロながら角度と回転数があり、多くをフライアウトで打ち取っていく。
その投球のユニークさから三振も奪えることも魅力で、八戸学院光星戦では先発を任された。
同校OBで現在は独立リーグ・神奈川フューチャードリームスで活躍する左腕・鳥谷部 慎吾投手を目標にしている。