創価高、創価大出身の巨人・門脇、「先輩」小谷野を超える活躍ができるか
高校時代の門脇 誠
2020年以来、3年ぶりのセ・リーグ制覇を目指す巨人は、2月16日から沖縄・那覇市で2次キャンプをスタートさせた。
侍ジャパンに招集されている岡本 和真内野手(智辯学園出身)、大城 卓三捕手(東海大相模出身)、戸郷 翔征投手(聖心ウルスラ出身)、大勢投手(西脇工出身)は不在だが、菅野 智之投手(東海大相模出身)や坂本 勇人内野手(光星学院出身)ら、主力組が汗を流している。
そんななか、ドラフト4位ルーキーの門脇 誠内野手(創価高出身)が躍動している。宮崎で行われた1次キャンプではフリー打撃などで結果を出し那覇行きの切符をつかんだ。那覇で行われた紅白戦でも安打を放つなど存在感は日に日に増している。
原辰徳監督も「ストロング門脇」と命名しており、坂本と争う存在として期待をかけている。
そんな門脇は創価高、創価大の出身。創価大出身者では小川 泰弘(ヤクルト)や石川 柊太(ソフトバンク)らの投手陣が結果を出しているものの、両選手とも高校は創価高ではなかった。小川は成章(愛知)で、石川は都立総合工科(東京)の出身だ。
創価高、創価大を経てプロ入りした現役選手は田中 正義投手と池田 隆英投手の日本ハム勢ふたりだけ。野手では門脇が唯一の存在となる。
過去を振り返ってみると、小谷野 栄一(オリックスなど)と高口 隆行(日本ハムなど)、田上 健一(阪神)、海老原 一佳(日本ハム)の4人が創価高、創価大を経てプロ入りした野手となっている。
小谷野は日本ハム時代に打点王を獲得するなど三塁のレギュラーとして活躍。チームの優勝にも大きく貢献した。門脇も同様にチームを引っ張っていくことができるだろうか。
<創価高、創価大を経てプロ入りした選手>
※ドラフト制度以降
小谷野 栄一(2002年日本ハム5巡)
高口 隆行(2005年(大・社)日本ハム6巡)
大塚 豊(2009年日本ハム2位)
田上 健一(2009年阪神育成2位)
田中 正義(2016年ソフトバンク1位)
池田 隆英(2016年楽天2位)
海老原 一佳(富山GRNサンダーバーズ→2018年日本ハム育成1位)
門脇 誠(2022年巨人4位)
(記事=勝田 聡)