東北4強の花巻東の選出あるか？菊池擁した09年準V時も4強から
菱川 一輝（花巻東）
29日に第93回選抜高校野球大会の出場校が決まる。東北地区は優勝の仙台育英、準優勝の柴田、ベスト4の花巻東、日大山形が候補に上がっている。その中で2枠目の選考が難航しそうだ。
準Vの柴田は決勝で仙台育英に1対18で大敗を喫している。一方、4強の花巻東は準決勝で仙台育英と0対1で善戦した。さらに花巻東は2009年に菊池 雄星（現マリナーズ）を擁し準優勝を果たした第81回大会も東北ベスト4での選出だった。当時と昨秋の戦績は以下の通り。
【2008年の秋季大会】
秋季東北大会準決勝 光星学院 3-6●
秋季東北大会準々決勝 東陵 4-3○
秋季東北大会 2回戦 能代 5-1○
秋季岩手大会決勝 一関学院 9-2○
【2020年の秋季大会】
秋季東北大会準決勝 仙台育英 0-1●
秋季東北大会準々決勝 八戸西 2-1○
秋季東北大会 2回戦 角館 2-1○
秋季東北大会 1回戦 鶴岡東 7-2○
秋季岩手大会 3位決定戦 花巻農 5-0○
秋季岩手大会準決勝 盛岡大付 2-7●
2008年の秋季東北大会は、光星学院が優勝、一関学院が準優勝という結果だった。しかし、決勝戦は1-7の大差で一関学院が敗れ、準決勝で光星学院と対戦した花巻東は3-6と3点差だった。さらに、県決勝の花巻東と一関学院の直接対決は花巻東が9対2で勝利を納めていた。
今年の花巻東はエース・菱川 一輝を中心に堅守が光るが、東北大会は県3位からの出場となっている。一方、柴田は県2位からの出場も県大会決勝の仙台育英戦のスコアは2-12と県決勝、東北決勝共に大きな差がついている。花巻東は12年前と同じく4強からの選出となるか、それとも柴田が悲願の初出場を勝ち取るか注目だ。
（文：藤木 拓弥）
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