ウインターリーグでも若鷹軍団が躍動!来季が楽しみな4人の逸材たち
左から砂川リチャード、古谷優人、野村大樹、尾形崇斗
11月23日から始まったウインターリーグはレギュラーシーズン15試合が終わり、いよいよ14日からプレーオフに入る。1位に輝いているのがNPBの紅組で、9勝3敗3分け、勝率.750と圧倒している。その紅組の中心戦力となっているのが巨大戦力・福岡ソフトバンクの若手選手なのだ。
そのうち育成2選手がタイトルトップを獲得しており、改めて層の厚さを感じる。
まず投手では2016年ドラフト2位の古谷優人(江陵出身)は温暖な台湾とはいえ、12月で常時140キロ後半・最速154キロをマークし、17.2回を投げ、21奪三振、防御率は1.53と活躍を見せている。
そして2017年のドラフトで育成1位の尾形崇斗(学法石川出身)は8試合中継ぎで登板し、9.2回を投げて19奪三振、防御率0.93、最多の3セーブと明らかに突き抜けている。来季は支配下登録選手の可能性も十二分にありそうだ。
野手では砂川リチャード(沖縄尚学出身)も全体トップの3本塁打、17打点と二冠王だ。1つ1つの本塁打が圧巻だ。しかし最終的に打率は3割ちょうど。コンタクト率を高めることが課題となった。
また、野村大樹(早稲田実業)も13試合で打率.275、5打点に終わったが、数字以上に野村の打撃は内容が濃く、来季はさらなる活躍を見せてくれる予感をさせる。
結果を残したことで、高いモチベーションでトレーニングに励んでくれることだろう。ぜひ来年の春季キャンプで成長した姿を見せ、一軍争いに加わることを期待したい。
(記事=河嶋 宗一)
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