大阪商業大高vs槻の木
大商大高の主将・太田の活躍で5回コールド勝ち!
4番ファースト・太田宙(大商大高)
2019年春優勝の大商大高が投打で圧倒した。
1回表から大商大高は二死から4番太田宙の適時打で1点を先制、さらに2回表にも2番久保翔夢の適時打で1点を追加し、3回表にも6番西田暖の適時打で4対0と点差を広げる。
さらに4回表には一気に打線がつながり、相手のミスなどが絡んで一挙6得点を入れた。
大商大高の先発・高橋優成はコーナーに散らせて5回無失点の好投。5回コールド勝ちを収めた大商大高。
この試合の中でその中でも4番太田の打撃が目を引いた。背番号15と本来は控え選手だったが、槻の木の投手が軟投派ということもあり、ミートがうまい太田を起用した。どっしりとした構えからレベルスイングでしっかりととらえることができる選手で非常にレベルが高い左打者だった。
さらに3番センター・鈴木晶仁も抜群の強肩とパンチ力ある打撃を持ち味にする右打ちの外野手。ポテンシャルの高い選手が多かった。
大商大高はコロナ対策ということで、現段階もグループに分けて練習を行っている。また専用グラウンドもなく、限られた中で実力をつけてきた。2019年の春季大会で優勝してから選手の自主性が芽生え、練習の中でも先を読んで準備と行動ができるようになった。次は履正社と対戦。持てる力を発揮するだけだ。
(文=河嶋宗一)