試合レポート

優勝候補・佛教大が逆転勝ちで開幕5連勝【京滋大学野球】

2024.04.20


5回裏に勝ち越しの適時打を放った小谷慈温(佛教大)

<京滋大学野球連盟春季リーグ戦:京都先端科学大4-5佛教大>◇19日◇第4節1回戦◇甲賀市民スタジアム

連覇を狙う佛教大が逆転勝ちで開幕5連勝を飾った。

佛教大の先発・田中 航大(4年・近江)は1回表にいきなり連打で先制を許すと、その後も連続四球で一死満塁とピンチが続く。ここで國友健一監督がマウンドに行って間を取ると、そこから連続三振。最少失点で立ち上がりを凌いだ。

打線は京都先端科学大の先発・山内 翔夢(4年=長浜北)の前に沈黙。丁寧にコースを突く投球に苦しめられ、4回まで一人も走者を出すことができない。

それでも5回裏に4番の岡野 翔海(4年=神戸国際大附)が四球を選んで初出塁を果たすと、二死二塁から7番・喜多 智也(4年=奈良大附)がレフトへエンタイトル二塁打を放ち、同点に追いつく。

さらに続く8番・小谷 慈温(3年=花園)が低めのチェンジアップを捉える中前適時打で勝ち越しに成功。「同点に追いついて勝ち越したいところだったので、一本出て良かったです」と振り返った。

これで勢いに乗った佛教大は6回裏にも3番・七條 太一(4年=文徳)と岡野の適時打で2点を追加。7回裏には小谷の二塁打からチャンスを作り、二死三塁から1番・木原 黎明(4年=大垣日大)の適時二塁打で1点を加えた。

守っては先発の田中航が6回1失点と好投。8回以降は相手の反撃に遭ったが、辛くも1点差で逃げ切った。

佛教大はここまで唯一勝ち点を落としておらず、全勝で首位をひた走っている。京滋大学野球連盟の盟主がこのまま独走態勢を築くだろうか。

この記事の執筆者: 馬場 遼

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