試合レポート

びわこ成蹊スポーツ大が5連勝!エースの緊急登板を乗り越え、153キロ右腕が2回無失点の好投【京滋大学野球】

2024.04.20


新川朝耶(びわこ成蹊スポーツ大)

<京滋大学野球連盟春季リーグ戦:大谷大3-8びわこ成蹊スポーツ大>◇19日◇第4節1回戦◇甲賀市民スタジアム

びわこ成蹊スポーツ大が逆転勝ちで5連勝を果たした。

試合は1回表、一死二塁から3番・河内 丈(4年=京都工学院)がライトに2ラン本塁打を放って、大谷大が先制点を挙げる。その際にびわこ成蹊スポーツ大の先発・中井 将太郎(4年=京都成章)が右肩に違和感を訴えて降板。リーグ戦初登板となる岡田 飛勇馬(3年=近江)が急遽マウンドに上がった。

緊急登板となった岡田は毎回のように走者を背負いながらも粘り強い投球で3回まで無失点に凌ぐ。4回からは実績のある植松 徳馬(4年=京都成章)に継投。代わり端に1点を追加されたが、それ以上の失点は許さなかった。

打線は2点を追う5回裏に4番・管原 洸太(4年=高知中央)と6番・伊藤 兵梧郎(2年=近江兄弟社)の適時打で同点に追いつくと、6回裏には二死満塁のチャンスで前の打席で適時打を放っている管原に打順が回ってきた。

前の試合までは打率.150と苦戦していた管原。「今まで打っていなかったので、何とかチームを勝たせる一打を打てたら良いなと思って打席に入りました」と1ボール2ストライクからカーブを捉えると、追い風に乗ってライトの頭上を越える3点適時三塁打となり、勝ち越しに成功した。

びわこ成蹊スポーツ大は7回裏にも2点を追加。8回からは今秋のドラフト候補である最速153キロ右腕の新川 朝耶(4年=履正社)が2回を無失点に抑えて試合を締めた。

「ピッチャーが総動員で頑張ってくれました」と試合を振り返った山田秋親監督。エースの緊急事態を乗り越えて連勝を伸ばすことができた。

びわこ成蹊スポーツ大は開幕節の京都先端科学大戦で連敗したが、そこからは白星を積み重ねており、残りの試合を全勝すれば、初のリーグ優勝も見えてくる。「リーグが混沌としているような気がしますので、明日も勝って、(次節で対戦予定の)佛教大に勢いよく行きたいと思います」と指揮官は意気込んでいた。

この記事の執筆者: 馬場 遼

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