【センバツ準決勝第二試合見どころ】中央学院-報徳学園のカギは、中央学院投手陣! 報徳の好調”3人の左打者”をどう抑えるか
蔵並龍之介、西村大和
第96回選抜高校野球大会(センバツ)も、4強が出揃い、いよいよ佳境に入ってきた。30日に準決勝が行われるが、カード別にみどころを紹介したい。
第2試合は、中央学院(千葉)と報徳学園(兵庫)の対戦となった。春夏通じて甲子園初勝利から初4強と勢いに乗る中央学院が、春2度の優勝経験があり昨年の準優勝校・報徳学園に挑む構図になる。
様々な視点から見どころは多いと思うが、中央学院の投手陣と報徳学園の打線の対決がキーとなると思っている。報徳学園が誇る2枚看板、間木 歩投手(3年)と今朝丸 裕喜投手(3年)が安定しているだけに、好調の中央学院打線でも多くの得点は望めない。となると、中央学院投手陣がどこまで失点を防げるかにかかる。
報徳学園は準々決勝で150キロ超えのポテンシャルを持つ大阪桐蔭投手陣を攻略して勝ち進んだ。打線は好調だが、そのなかで左打者がしっかりと結果を残している。1番の橋本 友樹内野手(2年)、3番・西村 大和内野手(3年)、4番・斎藤 佑征内野手(3年)はハイアベレージをマーク。この中軸左打者が、中央学院の右腕をどう攻略するか。勝敗の行方はここにあると思っている。
<中央学院予想スタメン>
(中)青木 勝吾(3年).600(10-6)
(三)小沢 遼大(3年).143(14-2)※
(右)水嶋 悠(3年).250( 12-3)※
(二)☆中村 研心(3年).250(12-3)
(遊)颯佐 心汰(3年).333(12-4)
(一)森田 倫揮(3年).273(11-3)※
(捕)飯山 成夢(3年).400(10-4)
(投)蔵並 龍之介(3年).333(6-2)
(左)上村 晃平(3年).222(9-2)※
<中央学院投手成績>
蔵並 1試合7回7三振5四死球1失点 防御率1.29
颯佐 3試合9.1回7三振5四死球4失点 防御率3.86
臼井 2試合10.2回6三振3四死球4失点 防御率2.53
<報徳学園スタメン予想>
(遊)橋本 友樹(2年).417(12-5)※
(中)福留 希空(3年).000(10-0)
(三)西村 大和(3年).364(11-4)※
(一)斎藤 佑征(3年).583(12-7)※
(右)安井 康起(3年).273(11-3)※
(二)山岡 純平(2年).364(11-4)※
(捕)徳田 拓朗(3年).091(11-1)
(左)辻本 侑弥(3年).091(11-1)※
(投)☆間木 歩(3年).333(3-1)
<報徳学園投手成績>
間木 2試合11回4三振6四死球2失点 防御率0.82
今朝丸 2試合16回11三振3四球2失点 防御率1.13
伊藤 1試合1回2三振0四死球0失点 防御率0.00
(☆は主将、※は左打ち)
<準決勝第1試合の見どころはこちら>
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