【春季鹿児島大会】鹿児島玉龍が畠添の7打点の活躍で21世紀枠候補・鶴丸にコールド勝ち
<第154回九州高校野球大会鹿児島県予選:鹿児島玉龍13-1鶴丸>◇28日◇2回戦◇平和リース
序盤から鹿児島玉龍打線がつながりのある攻撃を見せる。
初回に1死満塁から5番・畠添 翔(3年)の右前適時打で2点を先制。2回はエラーを皮切りに1番・堀 裕斗(3年)の左前適時打、満塁から5番・畠添が走者一掃の右越え二塁打を放ち、4点を追加した。
鶴丸はその裏、連続エラー、盗塁で一、三塁とし、7番・寺内幸大主将の内野ゴロで1点を返す。
4回にも5番・畠添の投強襲適時打で7点目を挙げた鹿児島玉龍は5回、わずか3安打ながら、相手の野選や2失策も絡み、打者10人の猛攻。とどめは5番・畠添のこの日7打点目となるスクイズで、計6点を加えて試合を決めた。
鶴丸は3回以降、鹿児島玉龍のエース中原 翼(3年)の前に3人ずつで抑えられ、反撃の機会も作れなかった。
秋4強入りしてセンバツ21世紀枠の補欠校にもなった鶴丸が無念の初戦敗退。「手も足も出なかった。力負けでした」と寺内主将は悔しがった。練習試合解禁から調子が上がらず負け続きで抱えていた不安が的中した。投手陣が四死球、バッテリーエラーでリズムを作れず、守備もミスが相次いで自滅。昨秋見せた集中力や粘りを発揮できず鹿児島玉龍にのみ込まれた。寺内主将は「切り替えてやっていくしかない。挑戦者の気持ちではい上がり、秋を超えるチームを夏に目指したい」と捲土重来を誓っていた。