試合レポート

健大高崎が「機動破壊」以来、12年ぶり4強、山梨学院は連覇の夢ならず

2024.03.28


箱山遥人、佐藤龍月(健大高崎)

<第96回選抜高校野球大会:健大高崎6ー1山梨学院>◇28日◇準々決勝◇甲子園

健大高崎(群馬)が、昨年覇者の山梨学院(山梨)相手に、投打に圧倒して快勝。「機動破壊」で一世を風靡した2012年春以来、12年ぶりの4強に駒を進めた。

5回に4点を奪うと、7回にも3連打で2点を追加して勝負を決めた。長打も3本も飛び出し、今大会3試合目で初めて2ケタ10安打をマークしての快勝だった。

2安打1打点の2番・田中 陽翔内野手(3年)は「3試合目でようやく自分の打撃ができて、思い切り振れるようになった」と振り返り、同じく2安打1打点の3番・高山 裕次郎内野手(3年)は「冬場は基礎練習をずっと繰り返してきた。併殺の場面は自分がベースを踏んで投げたほうがアウトにできる確率が高いと思っていました」と守備面での好プレーに胸を張った。元プロ野球選手・田中充氏を父に持つ田中と、広島の高山健一スカウトの次男・高山の「2世二遊間コンビ」が攻守で活躍。7回はこの2人の連続二塁打で1点を奪うシーンも見られた。

昨年秋の関東大会準決勝の再現となったが、この時敗れていた健大高崎がリベンジを果たした。

山梨学院は打線が4安打に抑えられ1点止まり。連覇の夢は途絶えた。

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この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

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