淑徳巣鴨が2年ぶりの公式戦勝利! 基礎から見つめ直し新3年生は入学後初の歓喜!【春季東京大会一次予選】
2年ぶりに公式戦勝利をあげた淑徳巣鴨
3月16日に春季東京都大会の1次予選が開幕し、各会場で熱戦が繰り広げられている。第1ブロックの初戦には淑徳巣鴨と都立科学技術・都立葛西工科・都立深川の3校による連合チームが出場。両チームともに2桁安打の乱打戦となり、13―9で淑徳巣鴨が制した。
初回に連合チームが2点を先制するも、淑徳巣鴨は連打と相手のミスを突き逆転に成功する。その後も着実に得点を重ね、中盤は主導権を握った。6回に5点を奪われ逆転を許したが、影山 琢監督が、「練習試合から点差を広げられても追いつく力がついてきた」と、7回に再逆転。8回には一挙5得点をあげ、試合を決めた。
主将を務める古池内野手(3年生)は、「公式戦で勝つことができてめちゃくちゃ嬉しい」と笑顔を見せる。というのも、淑徳巣鴨にとってこの試合は2年ぶりの公式戦勝利。22年の春季大会1次予選で淵江に9-2で快勝して以来ともあり、古池主将を始めとする新3年生は高校入学後初めての経験となった。
チームは今年2月からグラウンドを使うことができず、投手は体育館の空いているスペースを見つけて練習に励んできたという。野手も打撃練習を中心に汗を流し、打力を高めてきた。
「部員もモチベーションが下がってしまった時期があったけど、他の部活の選手や先生方に『頑張っている姿を見ている』と言われ、自分たちもまた頑張ろうという気持ちになった」
仲間の支えや周りの応援を力に、昨年は成し遂げることができなかった公式戦1勝をチーム一丸で掴んだ。
この勢いのまま次戦に勝利すれば、春季大会の本戦出場が決まる。影山監督は、「昨年の反省も踏まえ、キャッチボールの質をあげるなど、基礎的な部分から見直してきた」と春を迎えるにあたりチーム作りから試行錯誤を重ねてきた。古池主将も、「今日は守備で課題が見えてしまった。次戦に向けて守備を鍛えて勝利したい」と意気込んだ。
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