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佐々木俊輔(巨人) 、見えた開幕スタメン中堅手! 清宮フィーバーの陰にいた逸材が開花目前!

2024.02.25


東洋大時代の佐々木俊輔

巨人のドラフト3位・佐々木 俊輔外野手(帝京出身)が、オープン戦で打ちまくっている。23日阪神とのオープン戦「開幕戦」の初打席で安打をマークすると、24日の広島戦では5打数4安打3打点と大暴れ。2試合合計で、9打数5安打、打率.556と、ルーキーイヤーの対外試合としては最高のスタートを切った。

佐々木は帝京を卒業後、東洋大を経て日立製作所でプレーした。大学時代は控えに回ることも多かったが、地道に打撃フォームの改造を繰り返し、社会人で花開き、巨人へ入団した。174センチと決して体は大きくはないが、パンチ力がある。今キャンプでは打球速度170キロもマークし、早くも阿部監督の評価を上げていた。

オープン戦5安打中、2本の二塁打を放つなど、パワーも発揮。開幕1軍はもちろん、開幕戦スタメンの可能性もある。

巨人でルーキー野手が開幕スタメンを果たすとなると、今年から指揮を取る阿部監督以来となる。中央大からドラフト1位で入団し、1年目の2001年に捕手として出場している。オープン戦初戦で守った「センター」として佐々木がスタメン出場すれば、2リーグ制となってからは初となる。丸 佳浩外野手(千葉経大附出身)が別メニューを続ける状況もあり、巨人初の「ルーキーの開幕スタメンセンター」が現実味を帯びてくる。

佐々木は帝京(東京)時代、甲子園出場はない。同じころ、東京ではある男の存在でフィーバーしていた。早稲田実業清宮 幸太郎内野手(現・日本ハム)である。清宮と同学年の佐々木は、東西東京の違いもあり春秋を含めて対戦していないが、清宮に負けじと、1年秋から名門のレギュラーを務めていた。第1シードで臨んだ3年夏準々決勝でサヨナラ負けを喫して佐々木の高校生活が終わったが、その東海大高輪台戦では1番三塁でスタメン出場し、5打数4安打を放っていた。

清宮の陰に隠れていた逸材が、清宮より6年遅れてのプロ入り。阿部監督も「5番・センター」の候補として期待している。大学、社会人を経て苦労を重ねてきた左打者が、巨人の歴史の扉を開こうとしている。

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この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

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