泉口祐汰(巨人)は”大阪桐蔭のジンクス”を破ることができるか!? キャンプ高評価も、社会人→プロ入りした名門出身者を待つ「レギュラーの壁」
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大阪桐蔭時代の泉口 友汰
巨人のルーキー泉口 友汰内野手(大阪桐蔭出身)が、さっそく結果を出した。ドラフト4位で入団した泉口は、2月18日に行われたサムスン(KBO)との練習試合に「8番・三塁」でスタメン出場し、3打数2安打2打点と阿部 慎之助監督へアピールした。1軍で春のキャンプをスタートさせてきた期待のルーキーが、開幕1軍入りへ向けて好スタートを切った。
泉口は大阪桐蔭(大阪)時代に、1学年下にあたる中日・根尾 昂投手や、ロッテ・藤原 恭大外野手らとともに、春のセンバツで優勝を経験。その後、青山学院大を経てNTT西日本へと入社し、ドラフト解禁年となった昨年に、巨人から指名を受けた。大卒社会人ということもあり、年齢は現在24歳。早い段階から結果を求められる。
大阪桐蔭はここまで、多くのNPBプレーヤーを輩出しているが、高卒から直接プロ入りした選手が結果を残していることが多い。
高卒では、西武・中村 剛也内野手、中日・中田 翔内野手、楽天・浅村 栄斗内野手、オリックス・森 友哉捕手、メッツ・藤浪 晋太郎投手ら、錚々たる顔ぶれが並ぶ。大卒プロ入りではロッテ・澤田 圭佑投手や岩田稔(元阪神)、川井 貴志(元楽天)らがいるものの、高卒でプロ入りした選手と比べると、実績面では及ばない
さらに泉口のような大卒社会人での入団は、森本 学(福井工大→シダックス)、北川 利之(法政大→川崎製鉄水島)、山足 達也(立命館大→ホンダ鈴鹿)の3人だけ。
森本と北川はすでに引退しているが、現役時代に規定打席に到達することなく大活躍とはいかなかった。山足もサブメンバーとしてオリックスの3連覇に貢献してはいるものの、規定打席には到達したことがなく、確固たる主力というわけではない。
泉口は大卒社会人出身の大阪桐蔭OBとして、初めてレギュラー格の存在となることができるだろうか。巨人内野陣の壁は厚いが、練習試合、オープン戦で結果を残し、まずは開幕1軍をつかみ取りたい。
<大阪桐蔭から大卒社会人を経てドラフト指名された選手>
※2023年ドラフト終了時点
森本 学(福井工大→シダックス→2002年ダイエー6巡目)
北川 利之(法政大→川崎製鉄水島→2002年横浜6巡目)
山足 達也(立命館大→ホンダ鈴鹿→2017年オリックス8位)
泉口 友汰(青山学院大→NTT西日本→2023年巨人4位)
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