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センバツ出場32校のユニホームを調べてみた! 漢字とローマ字どっちが多い?ワセダ文字は5校も! レッドソックス風も登場!

2024.02.21


左上から耐久、大阪桐蔭、田辺、広陵、近江

第96回センバツ高校野球大会が3月18日から阪神甲子園球場で開催される。代表32校の顔触れを、それぞれのユニホームからカテゴリー分けしてみた。ユニホームはチームの看板でもあり目印でもある。今年も、甲子園でも見慣れたものや、フレッシュな印象を与えるものなど、バラエティーに富んでいる。果たしてどのユニホームが、大会でどんな活躍を示し躍進していくのだろうか。

ローマ字18校、漢字13校、ワンポイント1校

ユニホームをカテゴリー分けする場合に、色やストライプのあるなしなど、いろいろな区分けの仕方はあるだろう。そうした中で、個人的には胸文字の表記で分類するのが分かりやすいと考えている。
単純に言えば、大きく分けてローマ字表記と漢字表記、更には校名イニシャルや校章などの左胸ワンポイントというスタイルがある。

今大会で言えば、ローマ字表記が18校、漢字表記が13校。そして、ワンポイント型は左胸に「A(下に小さくYAMADA)」青森山田の1校だ。

左から高知、健大高崎、北海のユニフォーム

ローマ字表記18校をさらに分類すると、ゴシック体が北海(北海道)、健大高崎(群馬)、高知(高知)の3校。健大高崎は一時、漢字表記で「健大高崎」としていた時代もあったが、数年前から再び今の「KENDAi」というスタイルに戻している。「i」の字の上の点だけが赤いのも特徴である。

左から八戸学院光星、中央学院、学法石川

センチュリー系表記としては八戸学院光星(青森)、学法石川(福島)、中央学院(千葉)の3校。33年ぶり出場の学法石川だが、基本ロゴは当時から「ISHIKAWA」で変わっていない。中央学院は黄色の縁取りで「CHUO GAKUIN」と表記文字は長い。

左上から田辺、大阪桐蔭、耐久、広陵、近江

野球ユニホームではスタンダードなワセダ文字が大阪桐蔭(大阪)、耐久(和歌山)、近江(滋賀)、広陵(広島)、田辺(和歌山)の5校。大阪桐蔭は「TOIN」の「O」の上に音引きの「-」があるのが特徴だ。耐久田辺の和歌山県の公立2校はいずれもエンジをベースとしており、元祖ワセダに酷似している。これは、当初同校に野球を伝授したのがワセダだったのではないかと推測できる。

活字体の報徳学園と、筆記体の宇治山田商、愛工大名電、京都国際、東海大福岡

さらには角張った活字体で報徳学園(兵庫)。筆記体は宇治山田商(三重)と愛工大名電(愛知)、京都国際(京都)、東海大福岡(福岡)の4校。愛工大名電は紫がベースで大きな「m」が特徴である。東海大福岡は、東海大グループの統一デザインである。今大会は東海大型はこの東海大福岡のみである。

阿南光のユニフォーム

また、ローマ字二段重ねとなっているのは阿南光(徳島)だ。大きな文字で「ANAN」とあり、その上に小さい文字で「HIKARI」となっている。

次ページ:ユニークな由来の豊川、意外に少ない!?縦じま

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この記事の執筆者: 手束 仁

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