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“履正社・天理時代では無名”でもドラフト候補に急成長した大学生2投手がすごい! 佛教大・赤木、びわこ成蹊スポーツ大・新川!

2024.02.02


赤木 晴哉(佛教大)、新川 朝耶(びわこ成蹊スポーツ大)

大学野球のメンバー表を見た時に当人には失礼ながら、「そんな選手いたかな?」と思うことがある。強豪校出身ではあるが、レギュラーではなく、試合にほとんど出ていなかった選手の場合だ。その中には大学で実力を伸ばして主力に成長して、卒業後のプロ入りも視野に入っている選手もいる。今回はその代表例である2投手を紹介したい。(学年は新学年)

高校時代は日ハムドライチ・達の控え「ケガをかばいながらやっていた」

佛教大の赤木 晴哉投手(3年=天理)は、188センチの長身から最速146キロとフォークを武器とする右腕だ。昨春にリーグ戦デビューを飾ると、以降は先発の柱に定着する。秋には4勝0敗、防御率1.00の活躍でベストナインのタイトルを獲得。3季ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。

2年生にして京滋大学リーグを代表する投手になった赤木だが、天理(奈良)時代の彼を知る人はさほど多くないのではないだろうか。同期のエースはドラフト1位で日本ハムに入団した達 孝太投手がいた。左腕の仲川 一平投手(3年=天理大)に森田 雄斗投手(3年=立命館大)、次期エースの南澤 佑音投手(2年=國學院大)といったあたりが主な控え投手だった。

主力投手の一角に食い込めなかった赤木は、4強入りした3年春の甲子園ではベンチ外。直後に行われた春の県大会で2試合に登板したのが公式戦での唯一の実績である。最後の夏もベンチにこそ入ったが、登板の機会には恵まれなかった。

名門校とはいえ、高校時代に目立たなかった投手が2年足らずで強豪大学のエースになったのは不思議に思った。昨秋のリーグ戦で赤木本人を取材すると、理由を明かしてくれた。

「高校の時はケガが多くて、ケガをかばいながらやっていました。大学でケガが治って、思い切って野球ができるようになったんです」

高2年の夏に腰を痛めて、翌春まで治らなかったという。それで同期に後れを取り、高校で実績を残せなかった。

入学当時の監督だった田原完行総監督は「達と間違えて獲った」と冗談交じりで話しているが、長身から140キロ中盤の直球とフォークを駆使する投球スタイルは、達と重なって見える。それでも達から学んだ部分はあるようだ。

「高校の時は正直、かなわないと思っていたので、良いところを盗んで、この先に生かそうと思っていました。フルカウントからフォークを投げたりするのは、高校時代から達がやっていて、そういうところは良い意味でパクらせてもらっています」

昨年の活躍で卒業後のプロ入りも現実的に考えられるようになってきた。「最終的には(達と)一緒の舞台でやりたいと思います」と意欲を見せている。これからの2年で結果を残し、来秋のドラフト指名を勝ち取りにいく。

次のページ:履正社ではほとんどベンチ外、投手転向で急成長

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この記事の執筆者: 馬場 遼

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