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【高校野球ベストシーン’23・新潟編】創部40年目でつかんだ優勝、東京学館新潟が決勝でサヨナラ勝ち

2024.01.13


2024年が幕を開けた。昨年、高校球界でもさまざまな印象的な出来事があった。都道府県ごとにベストシーンを思い出してみよう。

【選手権新潟県大会決勝・東京学館新潟vs.中越】

快進撃の勢いに乗ると、悲願まで突き進んだ。昨夏の新潟県決勝で、東京学館新潟がサヨナラ勝ちで優勝を果たし、創部40年目でついに春夏通じて初の甲子園切符をつかんだ。

中越との決勝戦。4回までに0対4とリードを許したが、5回に3点を返して勢いを取り戻した。その後、互いに1点ずつ取り合って4対5に。1点ビハインドで迎えた9回裏に、土壇場の2死二塁から同点に追いつくと、8番打者の森田 蒼生内野手(2年)が2死一、二塁から中前へのサヨナラ打を放って歓喜の輪を作った。

準々決勝の日本文理戦でも、サヨナラ勝ちしていた。4対5で迎えた5回に4得点して一時は逆転。しかし、日本文理の逆襲に合い8回を終わって8対8の同点となった。やや流れが相手に傾きかけていた9回裏に2死一、三塁のチャンスをつかむと、渋川 優希外野手(3年)がサヨナラ打を放って勝利していた。

2試合とも粘りに粘った末に、2死からのサヨナラ劇。強豪相手に最後まで食らいついてつかんだ栄冠だった。

<全国高校野球選手権新潟大会:東京学館新潟6-5中越>◇2023年7月25日◇決勝◇ハードオフ・エコスタジアム新潟
中越スタメン
(三)関 照永(3年)※栃木ゴールデンブレーブス入団予定
(中)大矢 一颯(3年)※拓殖大進学予定
(一)星野 凌也(3年)
(中)野本 壮大(3年)
(右)山井 祐希(3年)
(左)室星 煌(3年)
(二)村井 亮哉(3年)
(捕)樋口 優志(2年)
(遊)佐久間 禅(3年)
東京学館新潟スタメン
(左)佐藤 明日葵(3年)
(中)渋川 優希(3年)
(捕)八幡 康生(3年)※白鴎大進学予定
(一)遠藤 蒼太(3年)
(投)須貝 悠太(3年)
(二)宮嶋 幹人(3年)
(三)松浦 翼(2年)
(遊)森田 蒼生(2年)
(右)神保 我心(2年)

この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

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