山本由伸メジャー1年目の成績を予想する! 過去8人の日本人投手が1年目で2ケタ勝利を達成
![](https://d3gsx8ol6pujbh.cloudfront.net/2023/12/22212247/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E7%94%B1%E4%BC%B8-2.webp)
山本由伸
ドジャース入団が決まった山本 由伸投手(都城高出身)は、メジャー1年目の24年シーズンで、どこまでの成績を収めることができるのか。投手としてメジャー最長の12年、同じく投手として最高額の日本円で約461億5000万円で契約したプレッシャーは、相当なものと想像できるが、山本ならサラリと活躍してくれそうな気がする。
これまで海を渡った日本人投手が、メジャー1年目で2ケタ勝利を挙げたのは8人で、成績は以下の通り。
ダルビッシュ 有(東北高出身)16勝9敗、221奪三振、防御率3.90(レンジャース)
前田 健太(PL学園出身)16勝11敗、179奪三振、防御率3.48(ドジャース)
松坂 大輔(横浜高出身)15勝12敗、201奪三振、防御率4.40(レッドソックス)
石井 一久(東京学館浦安出身)14勝10敗、143奪三振、防御率4.27(ドジャース)
野茂 英雄(成城工出身)13勝6敗、236奪三振、防御率2.54(ドジャース)
田中 将大(駒大苫小牧出身)13勝5敗、141奪三振、防御率2.77(ヤンキース)
千賀 滉大(蒲郡高出身)12勝7敗、202奪三振、防御率2.98(メッツ)
高橋 尚成(修徳出身)10勝6敗、114奪三振、防御率3.61(メッツ)
日本での実績で考えれば、3年連続の「投手4冠」「沢村賞」を引っ提げて挑む山本が、2ケタ勝利をつかむのは難しいことではないだろう。これまでの1年目の最高勝利は、ダルビッシュと前田がマークした16勝。これを抜くことができるか。
また奪三振でも注目されそうだ。1年目の成績では野茂の236奪三振がトップで、200奪三振をマークしたのは野茂のほか、ダルビッシュ、松坂、千賀と計4人いる。200奪三振をクリアして、野茂の記録まで迫れるかどうか。
規定投球回に達しての防御率2点台は野茂、千賀の2人だけ。山本が日本人最高の数字をマークすることができるか。
メジャー新人王は、これまで野茂(1995年ドジャース)、佐々木 主浩(2000年マリナーズ)、イチロー(2001年マリナーズ)、大谷 翔平(2018年エンゼルス)の4人が獲得している。メジャー1年目の23年に、2ケタ勝利、200奪三振以上、防御率2点台の好成績を収めた千賀ですら、新人王は獲得できなかった。山本はこのハイレベルな新人王争いでも、トップを走っていってほしいものだ。