【東京】夏4強の岩倉、コールドでベスト16へ! 次戦は早実と
〈令和5年度秋季東京都野球大会:岩倉12ー1豊南(6回コールド)〉♢16日♢2回戦♢市営立川
今夏4強の岩倉と豊南の対決、豊南が先制点を挙げ試合が進んだ。
1回、岩倉の先発・上原 慶大投手(1年)の立ち上がりを攻め、暴投で豊南が1点を先制する。
しかし、岩倉は3回に反撃を見せ、セーフティスクイズと3番・小林 莉久外野手(2年)の中越え三塁打で2点を返し逆転とする。さらに、5回には押し出しと失策などが絡まり6点、6回にも4点を取り12対1で6回コールドで豊南を下し、今夏4強の岩倉がベスト16進出を決めた。
岩倉先発の上原はMAX124キロの直球と、カーブ、スライダー、チェンジアップを武器に5回まで投げ3安打と非常に安定感があった。特に決め球で使うチェンジアップのキレは素晴らしく、打者もなかなかタイミングは合っておらず泳がされていた。
上原は今日の投球に対し、「決め球のチェンジアップは良かったが、真っ直ぐが浮いていたのでそこは修正が必要。今日は変化球を上手く使って投球ができたと思います」と振り返った。しかし、変化球の割合が多すぎたのも気になった。豊田監督も「上原は変化球が今日は多かったですね。ストレートが上手くいかない日でも、試合の中で修正できるようになってもらいたいです」と語った。
2番手で6回にマウンドに上がったエース・佐竹 翔太投手(1年) 。1イニングを投げ先頭に四球、続く打者に安打を打たれ暴投などで一、三塁になるも、その後の3人をしっかりと抑え無失点ではあったが、スッキリしない結果に終わった。佐竹は「この回を抑えたら終わりと思ってしまい、投げ急いでしまいました」と反省。豊田監督は佐竹の投球に対し、「まだまだ本調子までとはいかないが、段々と調子は上げていってほしい。チームで1番力のある球を投げるので頑張ってもらいたい」と答えた。