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今夏準V仙台育英、ベスト4土浦日大がセンバツ絶望! 背景にあった「過酷すぎる現実」

2023.09.20


秋の高校野球大会が全国で行われた20日、今夏甲子園準優勝の仙台育英(宮城)、甲子園ベスト4の土浦日大(茨城)がそれぞれ県大会で敗れ、選抜は絶望的となった。

両校の敗退の背景を振り返ると、「過酷すぎる現実」があった。それは準備期間が圧倒的に短いことだ。

仙台育英は準々決勝で東陵に1対2で惜敗。今年も投打でポテンシャルが高いチームだったが、準備期間が短かった。

仙台育英は今夏8月23日の決勝戦後、27日に新チーム初戦。すでに県大会出場は決まっている中部地区予選でも、慌ただしい中でスタートした。大一番である県大会2回戦で、東北を破ったが、劣勢をはね返す経験値は豊富とはいえなかった。

土浦日大は甲子園準決勝敗退翌日には新チーム公式戦を迎えた。前チームから投打の主力ともに大幅に入れ替わったため、まだ軸となる選手は不在。県大会初戦で強豪・常磐大高との対戦は、やはり苦しかったといえる。準備期間が短く、じっくりとチームを作り上げる余裕はなかった。

今秋は残念な結果となったが、両チームともに育成メソッドをしっかりと備えているチームでもあり、来年夏にはしっかりとした強いチームに仕上がることを期待したい。

この記事の執筆者: 田中 裕毅

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