元プロの土井監督が率いる東大阪大柏原、専用グラウンドだけではなく、寮も完成し、環境面も充実
元プロの土井健大監督が率いる東大阪大柏原(大阪)は、今年の春季高校野球大阪府大会でベスト8入りし、今夏のシードを確定させた。これで、22年春から4季連続でベスト8に進出したことになる。
11年夏に甲子園に出場。それ以後、低迷時期が続いたが、大阪府ではここ数年、上位常連までに復活してきた。土井監督の熱血かつハイレベルな指導で選手が育ち、技術だけではなく、志が高い選手が主力として活躍するようになった。
現在では府外の選手も多く入学するようになったが、その背景には、数年前に学校から歩いて数分の場所に寮が完成し、環境面が充実したことが挙げられる。
さらにグラウンドが学校の敷地内にある。大阪府ではグラウンドが狭かったり、遠方までバスで向かう必要があったりと、グラウンド事情に悩まされる高校が多いが、かなり恵まれている。室内練習場とコロナ禍で練習できない間に土井監督が自ら作ったというサブグラウンドも完備された。
こうしたこともあり、入学した選手のレベルも高くなってきた。この春の経験をもとに、夏はどこまでパワーアップできるか注目だ。