News

昨年の交流戦では、阪神の右腕と日本ハムの左腕がともに防御率0.00をマーク

2023.05.27

昨年の交流戦では、阪神の右腕と日本ハムの左腕がともに防御率0.00をマーク | 高校野球ドットコム
阪神・青柳 晃洋

 今年もセ・パ交流戦の季節がやってきた。ペナントレースを制する上で交流戦は非常に重要となってくる。各チーム18試合を3週間で戦い抜くことになるが、その短期間で活躍するラッキーボーイの存在も欠かせない。

 さて、昨年は誰が交流戦で結果を残していたのだろうか。交流戦の防御率ランキングを確認してみたい。

 昨年の交流戦では日本ハム・加藤 貴之投手(拓大紅陵出身)と阪神・青柳 晃洋投手(川崎工科出身)のふたりが防御率0.00を達成した。なかでも加藤は両リーグ最多の26回を投げたうえでの偉業だった。失策などによる失点もない。自責点と失点がともに0と完璧な投球を見せている。しかし1勝0敗と自身には勝ち星が1つしかつかなかった。

 同じく防御率0.00の青柳は3試合、23.2回を投げ2失点だったが、自責点は0。すべての試合で勝ち星が自身につき3勝0敗の成績だった。

 青柳とチームメートの阪神・西 勇輝投手(菰野出身)は3試合で19回を投げ防御率0.47と好投。3試合のうち2試合が6回無失点で1試合が7回1失点の内容だった。その1点を失った試合で敗戦投手となり勝ち負けは2勝1敗となっている。

 以下、阪神・ガンケル投手とDeNA・今永 昇太投手(北筑出身)が続く。ガンケルは22.1回を投げ防御率0.81で2勝0敗だった。先発した3試合のうち2試合はHQS(7回以上自責点2以下)で、その1試合は9回1失点完投勝利を挙げている。

 今永は3試合で21回を投げ2勝0敗、防御率0.86。6月7日の日本ハム戦(札幌ドーム)では自身初となるノーヒットノーランも達成した。DeNAの選手によるノーヒットノーランは初めてで、前身球団含めると大洋ホエールズ時代の1970年6月9日の鬼頭洋投手以来52年ぶりの快挙だった。

 交流戦は3週間に渡って行われる。現在の先発ローテーションは中6日が一般的であり、雨天中止などを考慮しても先発投手の登板回数は4試合が限度だろう。3試合、ないしは4試合と限られた登板機会では、1度でも炎上してしまうと防御率0点台は難しい。昨年を見ても好成績を残しているのはエースクラスの投手たちばかり。

 今年もエースクラスの投手たちが防御率0.00に挑む。

<2022 セ・パ交流戦防御率ランキング>

防御率0.00 加藤 貴之(日本ハム)
防御率0.00 青柳 晃洋(阪神)
防御率0.47 西 勇輝(阪神)
防御率0.81 ガンケル(阪神)
防御率0.86 今永 昇太(DeNA)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.01

センバツ出場の豊川がセンバツ準Vの報徳学園を破る!課題だった投手陣に手応え【愛知招待試合】

2024.06.01

【鹿児島】神村学園と鹿屋農が決勝進出<NHK旗>

2024.06.01

”新庄劇場”を支える日本ハムの新戦力たち! FA、外国人、現役ドラフトの補強が成功!

2024.06.01

報徳学園の今朝丸がセンバツ決勝戦以来の先発!モイセエフは3番センターでスタメン出場!【招待試合スタメン】

2024.06.01

報徳学園・今朝丸のセンバツ決勝戦以来の先発は5回2失点の力投【愛知招待試合】

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.28

交流戦開幕、初戦の注目は髙橋宏斗vs.今井達也の初対決!

2024.05.28

【鹿児島】鹿児島玉龍と樟南が8強へ<NHK旗>

2024.05.28

【鹿児島NHK選抜大会】錦江湾が1点差勝利!出水工の追い上げ、あと1点及ばず

2024.05.28

【佐賀】佐賀商と龍谷が、ともにコールド勝ちで決勝へ<NHK杯>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.19

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在30地区が決定、青森では青森山田、八戸学院光星がシード獲得